ElevenLabsは4月21日、シニアケア事業を手掛けるCaringが「ElevenLabs Agents Platform」を導入し、独居高齢者向けのAI対話サービスを拡充していると発表した。Caringは同プラットフォームの導入を足がかりに、海外展開も計画している。
Caringは、AIを活用して独居高齢者に電話で定期的に対話を提供する「AI心のケア」サービスを運営している。介護スタッフが訪問しない時間帯を補完する目的で活用しているという。
Caringは2025年11〜12月に第1次パイロットプロジェクトを実施し、2026年1月には対象を広げた第2次パイロットを進めた。第1次では通話完了率100%、通話拒否率0%を記録し、平均通話時間は4分22秒、最長は10分だった。第2次では発信回数が計120回に達し、再参加率は100%だった。
Caringのキム・テソン代表は、「高齢人口の増加とケア人材の不足により、支援が行き届かない時間帯への懸念が高まっている。AI技術を積極的に取り入れ、高齢者ケアの空白を減らしていく必要がある」とコメントした。さらに、「ElevenLabsのTTSソリューションを通じて高齢者の自尊心を守りながら、ケアの空白時間を埋めている。これにより、人にしかできないケアの専門性も広げている」と述べた。
ElevenLabs Koreaのホン・サンウォン支社長は、「ElevenLabs Agents Platformは信頼できる対話体験を提供する。人手だけでは埋めにくいケアの空白時間を支援することで、Caringが重視する人間的なケアを支えている」と語った。