ミームコイン市場がこの1週間で上昇基調を保つなか、主要銘柄では今週、値動きが一段と大きくなる可能性が意識されている。BeInCryptoは20日(現地時間)、資金の循環や個別イベントを踏まえ、注目銘柄としてDogecoin(DOGE)、Official Trump(TRUMP)、PEPE(PEPE)の3銘柄を挙げた。
ミームコイン市場全体は直近7日間で約8%上昇したが、Dogecoinの上昇率は3.5%にとどまり、セクター平均を下回った。価格は足元で0.094ドル台で推移している。
市場では、この出遅れがむしろ物色対象になり得るとの見方が出ている。セクター高が続けば、相対的に上昇の小さい大型銘柄へ資金が向かう可能性があるためだ。
テクニカル面でも反発期待がくすぶる。Dogecoinは日足でカップ・アンド・ハンドルの形成が進み、相対力指数(RSI)では安値を切り上げる強気ダイバージェンスが確認された。0.095ドル台を終値で維持できれば一段高の足場となる可能性があり、0.103ドルを上抜ければパターン完成への期待が高まる。一方、0.092ドルを割り込めば下押し圧力が再び強まる可能性がある。
Official Trumpはイベント要因が焦点となる。25日には、米フロリダ州マー・ア・ラゴで上位297人の保有者を対象としたガラ昼食会が予定されている。このイベントは公表時に価格急騰を伴った経緯があり、相場材料として改めて注目されている。価格は現在、2ドル台後半で推移し、レンジ下限付近にある。
もっとも、不確定要素も残る。同日に別の公式日程と重なるため、実際の参加可否はなお見通しにくい。市場では、イベントそのものよりも実際の参加の有無が短期的な値動きを左右するとの見方もある。テクニカル面では2.94ドルの回復が最初の分岐点となり、その後は3ドル台前半が次の抵抗線として意識される。2.94ドルを回復できなければ、2.77ドルのサポートを再び試す可能性がある。
PEPEは3銘柄のなかで最も明確な上昇トレンドを示している。直近30日、7日ともに上昇しており、買いが継続的に入っているという。チャート上では下落チャネル内でカップ・アンド・ハンドルが形成されており、足元のもみ合いは上昇前の調整局面との見方が出ている。
主要な抵抗線は0.00000416ドルで、ここを上抜ければ下落トレンドの無効化とともに上値余地が広がる可能性がある。短期的には0.00000378ドル、0.00000394ドルが抵抗線として意識されており、突破できれば30%前後の上昇余地も視野に入る。一方で再び下落した場合は、0.00000312ドル近辺がサポートとして機能する見通しだ。
今週のミームコイン市場では、3銘柄で注目点が異なる。Dogecoinはセクター上昇のなかで出遅れた大型銘柄としての見直し余地、Official Trumpは25日のイベント要因、PEPEは相対的な強さを背景としたテクニカル上抜けの可否が、それぞれ相場の方向感を測る材料となりそうだ。