Cardano(ADA)は短期的に弱含みの展開が続いているものの、週足の主要支持帯を維持していることから、中長期では大きな反発余地があるとの見方が出ている。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」は20日、アナリストのジェラル・クチュケル氏が「Cardanoの中長期チャートはほぼ完璧だ」として、強気相場での上値目標を6.30ドルと示したと報じた。
足元のCardanoは、今サイクルの高値である1.32ドルから80%超下落している。過去最高値(ATH)と比べても90%以上低い水準にあるが、同氏は短期的な上値の重さが続いても、中長期の相場構造はなお強気を維持しているとみている。
その根拠として挙げたのが、週足チャート上の支持帯だ。Cardanoは0.221ドル近辺の需要帯を上回って推移しており、この水準は2月6日に直近で下値を確認した価格帯にあたる。
市場では当時の値動きをダブルボトムとみる向きもある。相場環境が改善すれば、大幅な反発につながる可能性があるという見立てだ。
クチュケル氏は、上値抵抗線の位置にも注目している。提示したチャートでは、2025年8月の高値1.019ドルを起点とする下降トレンドラインが示されている。
このトレンドラインは直近までCardanoの上昇を抑える上値抵抗として機能してきた。ただ、Cardanoは4月17日に一時0.268ドルまで上昇し、日足ベースでこのトレンドラインを上抜けたという。
その後は上昇の勢いが続かなかったものの、上側の下降トレンドラインと下側の水平支持線の間で価格帯が絞られている点も、反発期待を支える要因とされる。同氏は現在の横ばい推移について一時的なものとの見方を示し、「辛抱が報われる」と述べた。
具体的な目標価格としては、中期目標を1.178ドルとした。2022年3月以降のレンジ上限と重なる水準で、足元の0.246ドル前後からみると上昇余地は379%となる。
強気相場での目標価格は6.30ドル。Cardanoが過去最高値を更新する水準で、週足チャート上では長期の上昇チャネル上限と重なるという。現在値からの上昇率は2461%に達する。
もっとも、このシナリオの前提となるのは0.22ドルの支持線を維持できるかどうかだ。Cardanoがこの水準を下回れば、強気の構図が崩れ、追加下落の可能性が高まる恐れがある。市場の次の焦点は、短期的な上抜けの成否そのものよりも、主要支持帯を守りながら中長期の上昇構造を維持できるかに移りつつある。