画像=Solana(SOL)

Solanaはテクニカル面で反発を示す兆候が出ているものの、DeFi市場の不安が重なり、取引所への資金流入が急増している。相場は82.93ドル近辺を重要な攻防水準として、戻り継続か下方向への再加速かを見極める局面にある。

4月20日付のBeInCryptoによると、長期保有者の買い増しが進む一方、短期的な売り圧力も強まっており、Solanaの価格は狭いレンジ内で方向感を探っている。

Solanaは12時間足で84.15ドル前後で推移した。82.93ドルのサポートライン近辺で反発を試す動きとなっている。15日から19日にかけて価格は切り上がったが、相対力指数(RSI)は切り下がった。こうした値動きは、売り圧力の弱まりとともに現れやすい「隠れ強気ダイバージェンス」と受け止められている。

ただ、出来高動向を見ると様相は異なる。18日以降は売りの出来高が増え、反発局面ごとに売りが出た。パニック的な投げ売りというより、持ち高調整に近い動きとみられる。

背景には、Ethereumエコシステムを起点とするDeFi不安の波及がある。KelpDAOのrsETHハッキング後、資金繰りの逼迫がSolana側にも広がった。Solanaのレンディングプロトコル「Kamino」のプライムマーケットでは、20日時点でUSDC流動性の利用率が100%に達した。利用可能な流動性は事実上なくなり、複数のUSDCボルトでも利用率が95%を超えた。USDCの流動性を確保できない参加者が、現物市場でSolanaを売却して資金化を急いでいる可能性がある。

オンチェーン指標もこうした流れを裏付けた。取引所の純ポジション変化は、15日の10万9932SOLから19日には132万1484SOLへ急増した。4日間で1102%増となり、取引所ウォレットへのSOL積み上がりが進んだ。一般に、こうした動きは売り圧力の前兆とみなされる。

一方、長期保有者は逆の動きを見せた。155日超保有するウォレットの供給変化を追う保有者の純ポジション変化は、16日の243万4566SOLから19日には292万1661SOLへ増加した。3日間で約48万7000SOLが新たに積み増された計算になる。

市場では、DeFi不安に伴う強制的な売りと、長期保有者の買い増しがぶつかる構図が意識されている。この力関係は急落を和らげる可能性がある半面、価格帯ごとの綱引きが長引く要因にもなりうる。

短期的な上値の目安としては、まず85.42ドルが意識される。この水準を上抜ければ、反発局面に勢いがつく可能性がある。ただ、17日の高値である90.79ドルはすでに一度レジスタンスとして機能した。ここを回復できれば、足元の弱気基調は和らぎ、93.40ドルまで上値余地が広がる可能性がある。

逆に、強制的な売り圧力が長期保有者の買いを上回れば、反発は失速しかねない。82.93ドルを再び試す展開となれば、隠れ強気ダイバージェンスは無効化される可能性がある。さらに82.11ドルを割り込めば、次の下値メドとして79.95ドル、76.74ドルが視野に入る。Solanaは82.93ドルを境に、戻り継続か下抜けかの分岐点に立っている。

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