Bitmine(写真=Shutterstock)

NYSE上場のBitmineが、Ethereum(イーサリアム)の保有を一段と積み増した。ブロックチェーンメディアのCoinpostが21日に伝えたところによると、同社は前週にETHを10万1627枚追加購入し、保有残高は497万6485枚に達した。

前週時点の保有量は487万4858枚だったが、この1週間で10万枚超を買い増した格好だ。同社集計では、497万6485枚の評価額は1兆8000億円。Ethereumの総供給量1億2070万枚の4.12%に当たり、上場企業として最大級のETH保有規模を維持している。

今回の買い増しは、ここ数週間続いてきた積極購入の流れに沿うものだ。Bitmineは2025年6月初旬に初めてEthereumを取得して以降、週次の購入ペースを段階的に引き上げてきた。トム・リー会長も13日付の声明で、「過去4週間、毎週ETHの購入ペースを高めてきた」と説明しており、今回の追加取得もその方針を改めて裏付けた。

同社は保有するEthereumのうち333万4637枚を、「Made in America Validator Network」(MAVAN)を通じてステーキングしている。MAVANは、セキュリティや性能、障害対応力を重視した機関投資家向けのステーキング基盤とされる。Bitmineは単にETHを保有するだけでなく、相当量をステーキングに振り向けることで資産活用を進めている。

トム・リー会長は、直近のEthereumの市場パフォーマンスにも言及した。同氏は「Ethereumは米国とイランの戦争勃発後、S&P 500を2280ベーシスポイント(bp)上回った」と述べ、「原油を除くすべての資産の中で最も高いパフォーマンスを示した」と評価した。地政学リスクが高まる局面でも、Ethereumが相対的に強い値動きを見せたとの認識を示した形だ。

市場では、Bitmineによる大規模な買い増しを、同社のEthereum保有戦略の継続性を測る材料として受け止める見方が出ている。すでに総供給量の4%超を確保しており、大規模なステーキングと併せて保有資産の活用も拡大しているためだ。

Bitmineは今回の発表を通じ、Ethereumの購入が一時的な対応ではなく、継続的な方針であることを改めて示した。トム・リー会長は「ミニ・クリプトウィンター」の終息が近いとの見方も示しており、市場の焦点は今後、週次の購入ペースがさらに加速するか、保有比率が総供給量に対してどこまで高まるかに移りそうだ。

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