INNOAXは21日、旧Innorulesから「INNOAX」への銘柄名変更に伴う上場手続きを完了したと発表した。AI Transformation(AX)を中核に据えた事業再編を進め、AIエージェントやハイパーオートメーション基盤を軸に事業拡大を図る。
同社は3月26日の株主総会で、社名を「INNOAX CO., LTD」に変更した。これに合わせ、AXを軸とする事業再編を打ち出した。
今後は、これまで強みとしてきたルールベース自動化にAIを組み合わせ、AIエージェントとハイパーオートメーションプラットフォームを中心に、企業業務の高度な自動化を推進する方針だ。これまで蓄積してきた事業経験を生かし、金融、公共、製造など幅広い業種でAX事業を拡大する。
製品ロードマップも示した。短期的には、保険約款や金融規定といった自然言語の文書をAIが読み取り、同社のBRMS(Business Rule Management System)で実行可能なルールに自動変換する「Rule Copilot」を年内に投入する計画だ。
あわせて、AIの意思決定プロセス全体にポリシーを適用し、判断根拠を改ざん不能なログとして記録する「AIガバナンスプラットフォーム」も年内に投入する予定としている。
同社は、AIガバナンスプラットフォームについて、AI基本法への対応ニーズを見込むと説明した。20年にわたり蓄積してきたBRMSのルールエンジンをAIのポリシー制御に直接適用することで、開発期間の短縮を図るとしている。
チャン・インス代表は「AI中心の事業構造への転換が本格化した」とコメント。「蓄積してきた自動化の強みにAIを組み合わせ、顧客企業の業務全般を革新するAX事業をスピード感を持って推進していく」と述べた。