Shinsung E&Gは21日、太陽光事業の事業ポートフォリオを高出力・高効率・低炭素型へ再編すると発表した。生産能力の拡大にとどまらず、製品と生産体制の両面を見直し、事業構造の転換を進める。
同社は、金堤事業所の既存500MWラインを、高効率・高出力・低炭素型製品に軸足を置いた体制へ高度化する。炭素排出規制の強化や再生可能エネルギー導入拡大の流れに対応する狙いだ。
その第一弾として、645W級以上の高出力太陽光モジュールを投入する。従来製品を上回る出力を武器に、プレミアム市場の開拓を進める。
同社は今回の再編について、政府の「炭素中立2050」政策と再生可能エネルギー拡大ロードマップを踏まえた先行対応策と位置付けている。
発電事業では、再生可能エネルギー総合サービス企業であるReSCOモデルの拡大を中核課題に据える。ReSCOは、金融、設置、運営を一体で提供する事業モデルだ。
Shinsung E&Gは17日、韓国エネルギー公団からReSCO事業者として正式登録を受けた。個別最適化した太陽光ソリューションを通じて初期投資負担を抑え、地域のエネルギー転換を後押しする。政府が進める「日差し所得村」の住民参加型分散発電モデルとも方向性を共有するという。
同社はこれまでにも、複数の大型再生可能エネルギープロジェクトを受注してきた。47MW級のイムハダム、74MW級のセマングム「日差し分かち合い」事業、300MW級のセマングム地域主導型水上太陽光などが代表例として挙がる。
同社は、こうした現場での実績が発電事業における技術力の裏付けになっていると説明した。
同社関係者は「今回のポートフォリオ再編は、単なる製品のアップグレードではない。炭素中立時代を見据え、事業体質そのものを変えていく取り組みだ」と述べた。
その上で「営農型やバルコニー太陽光、データセンター連携型発電事業など、都市型の小規模分散電源から大規模水上プロジェクトまで、用途別のラインアップを整え、総合エネルギーソリューション企業への飛躍を目指す」とした。