XRP 写真=Shutterstock

CryptoQuantのアナリスト、ダークポストは、XRPのBinanceにおける資金調達率(ファンディングレート)が、2025年7月の高値更新前と似た動きを見せていると指摘した。過去には同様の局面からXRPが約127%上昇したケースがあり、足元の変化に市場の関心が集まっている。

The Crypto Basicが17日に報じたところによると、今年続いてきたXRPのマイナス資金調達率は、過去の急騰前にみられた市場構造と近い状態にあるという。

ダークポスト氏は、今年のXRPの資金調達率の推移が、2025年7月にXRPが3.6ドルまで上昇した当時と類似していると分析した。当時、XRPは大幅高となり、上昇率は約127%に達した。

実際、2026年1月以降のBinanceにおけるXRPの資金調達率は、ほとんどの期間でマイナス圏に沈んでいた。CryptoQuantのチャートでは、おおむねマイナス0.005を下回る水準で推移し、下げ幅が断続的に拡大する場面も確認された。

2月6日には年初来最低となるマイナス0.0283まで低下し、同日のXRP価格は1.1ドルまで下落した。

その後、足元ではXRPが再び1.40ドルを上回り、資金調達率も小幅ながらプラス圏へ回復した。ただ、年初からの流れを振り返ると、Binanceのトレーダーは一貫して弱気ポジションに傾いていたとみられる。

ダークポスト氏は、こうした状況について「相場の方向感が市場全体のコンセンサスとして織り込まれつつある」との見方を示した。多数のトレーダーが同じ方向にポジションを傾けると、市場にはゆがみが生じやすいとも指摘する。

同氏は「こうしたコンセンサスは、トレンドがかなり進んだ後に形成されることが多い」と述べ、結果として相場が逆方向に動く可能性があると説明した。

XRPは、2025年7月に付けた高値3.66ドルからなお60%超下落した水準にある。それにもかかわらず、市場では追加下落を警戒する見方が依然として強いという。

過去にも似た局面があった。2025年3月初旬にXRP価格が3ドルから下げ始めると、Binanceの資金調達率はマイナスに転じ、その後数週間にわたりマイナス0.003を下回って推移した。ショート優位の状態が続いていたことになる。

さらに2025年4月4日には、XRP価格が2ドルを割り込み、資金調達率はマイナス0.03まで低下した。これは当時の過去1年で最低水準だったという。

その後、2025年4月後半から価格が持ち直すのに合わせて、資金調達率も再びプラスへ転換した。XRPが2ドル前後で取引されていた局面でも、資金調達率は緩やかなプラス圏を維持していた。

こうした上昇基調は6月末から7月初旬まで続き、XRPは2025年7月21日に3.6ドルへ到達した。この過程では、価格上昇に歩調を合わせるように資金調達率も急速に上昇したという。

現在の局面も、価格反発とともに資金調達率が改善している点で、2025年4月の動きと重なる。ダークポスト氏は「前回この条件がそろった際、XRPは力強い上昇につながった」と述べた。

もっとも、同氏は現在の市場環境が当時と完全に同じだとはみていない。アルトコイン市場全体の地合いはなお厳しく、トレーダーには慎重な対応が求められると付け加えた。

過去と同じ127%の上昇が再現された場合、XRPは現在水準から3ドルを上回り、3.178ドルに達する計算になる。

ただし、これは過去の上昇率を単純に当てはめた参考値にすぎない。実際の相場は、資金調達率の改善と価格回復がそろって続くかどうかに左右される。今回の局面では、マイナス資金調達率に偏っていた弱気センチメントが反転シグナルにつながるかが焦点となる。

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