XRP(写真=Shutterstock)

XRPが足元で反発し、デリバティブ市場ではショートポジションの清算が膨らんでいる。直近24時間の清算額は777万ドルに達し、先物取引高も40億ドルまで拡大した。4月相場が今年初の月間上昇で終わる可能性も視野に入ってきた。

The Crypto Basicが17日に報じたところによると、直近24時間のXRPの清算額は777万ドルだった。このうちショートポジションが533万ドルを占めた。

CoinGlassのデータでは、ショート清算の比率は68.5%と全体の約7割に達した。価格反発を見込まなかった向きの清算が進んだ格好だ。短い時間軸でも同様の傾向が確認された。1時間ベースの清算額は6万4220ドルで、このうちロングは43.06ドルにとどまり、ショートは6万4170ドルだった。4時間ベースでも総額8万440ドルのうち、ショートが6万6690ドルと大半を占めた。

一方、12時間ベースではやや異なる動きもみられた。清算総額204万ドルのうち、ロングが123万ドル、ショートが80万5980ドルだった。ただ、1日全体でみればショート側の損失が大きく、直近の反発が市場に与えた影響の大きさを示した。

先物取引も急拡大した。XRP先物取引高は直近24時間で40億ドルに膨らんだ。取引所別ではBinanceが13億ドルで最大。MEXCが7億179万ドル、Bybitが5億3159万ドルで続いた。Coinbaseは4億7261万ドル、Bitgetは3億5622万ドルだった。売買は大手取引所に集中しており、短期的な値動きの荒さも意識されやすい状況だ。

今回の反発は、長期下落の流れを断ち切れるかを占う動きとしても注目されている。XRPは2025年10月から2026年3月まで6カ月連続で下落し、累計下落率は52%に達した。6カ月連続安は2014年以降で初めてという。4月上旬も軟調な展開が続いたが、足元では週間で約5.4%高の1.39ドルで推移している。

安値からの戻りも広がっている。XRPは今年1月に2026年高値の2.41ドルを付けた後に下落したが、4月13日には形成が続いていた対称三角形の上限を上抜けた。その後はいったん上限水準まで押し戻されたものの、再び反発し、同水準がサポートとして意識される展開となっている。

テクニカル指標は、買い優勢を示す一方で、トレンドの強さがなお限定的であることも示している。方向性指数(DMI)では+DIが24.85と、-DIの14.32を上回った。一方、平均方向性指数(ADX)は11.69にとどまり、トレンドの勢いは強くない。ボリンジャーバンド上限の1.4287ドルも足元では支持線として機能している。この水準を下回れば、20日単純移動平均線(SMA)が位置する1.35ドルが次の下値支持線として意識されそうだ。

こうした状況を踏まえると、4月の月間終値は、単なる短期反発にとどまるのか、それとも下落トレンド転換のきっかけとなるのかを見極める節目となりそうだ。市場では、ショート清算の拡大と先物取引の増加が続くなか、足元のサポート水準を維持できるかに注目が集まっている。

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