XRPが1.44ドルまで上昇し、一部市場関係者の間で2017年の急騰局面を想起させるとの見方が広がっている。トレーダーのクリプトクプラ氏は、当時と似たフラクタルが再現されれば90日以内に32ドルへ到達する可能性があると主張した。ただ、達成には2122%の上昇が必要で、市場の見方は割れている。
暗号資産メディアのThe Crypto Basicが4月17日(現地時間)に報じたところによると、一部トレーダーは現在のXRPのチャートについて、長期の横ばい推移の後に急伸へ転じた2017年の値動きと似通っているとみている。
なかでも強気の見通しを示したのが、X(旧Twitter)で活動するトレーダーのクリプトクプラ氏だ。同氏は、足元のXRPが2017年のフラクタルに非常に近い形状を描いていると指摘。同じ流れをたどれば、今後90日以内に32ドルまで上昇し得るとの見方を示した。公開したチャートでは、長期の保ち合いを経て上放れする局面に入った点が、過去の相場と似ているとした。
こうした観測の背景には、XRPが2017年から2018年1月にかけて見せた大幅上昇がある。当時は長いもみ合い相場の後に急騰した。ただ、現在はXRPを取り巻くエコシステムや市場環境が当時とは大きく異なり、時価総額もはるかに膨らんでいる。
市場の受け止めは分かれている。XRPコミュニティでは、2017年の相場パターンがなお有効だとみる声がある一方、いまの相場にそのまま当てはめるのは難しいとの見方も根強い。懐疑派からは、こうしたフラクタル分析は過去にも繰り返し示されてきたものの、実際に強気予測が実現した例はないとの指摘が出ている。
数値面から見ても、32ドル到達のハードルは高い。1.44ドルを起点とすると、必要な上昇率は2122%に達する。この水準まで上昇した場合、XRPの時価総額は約2兆ドル規模に膨らむ計算となる。このため、一部では非現実的なシナリオと受け止める向きもある。
一方、強気派は目標価格そのものよりも、過去のパターンが再現される可能性を重視している。XRPアナリストのアモニクス氏は、XRPが2017年のパターンに沿って動く場合、32ドルは終着点ではなく出発点になり得るとの見方を示した。
短期的には、まず2ドル、3ドルの節目を回復できるかが焦点となる。その上で過去最高値の更新に挑めるかどうかが次の論点だ。足元の反発で強気ムードは残るものの、過去のパターンが実際の上昇につながるかは、なお見極めが必要だ。