Pionlinkは20日、AIプラットフォームを手がけるBigs Technologyと、次世代セキュリティソリューションの開発に向けた協業を強化すると発表した。両社は、Agentic AIを活用したAIエージェントベースの継続的脅威露出管理(CTEM)プラットフォームの開発を進める。
Pionlinkは2025年末、Bigs Technologyの技術力を評価し、戦略的投資を実施した。この投資を足がかりに、AIを活用したセキュリティ機能の高度化を加速しているという。
Bigs Technologyは2023年設立のAgentic AI特化型スタートアップ。対話型チャットボットにとどまらず、AIが目標を自律的に理解し、複雑な業務を遂行する技術の開発に注力している。
主力製品の「AgentWorks」は、無秩序な外部AI利用によって企業の重要情報が漏えいする「Shadow AI」のリスクを未然に防ぐ、全社利用を想定した企業向けAIワークスペースだ。
今回の協業を通じて両社が開発を進めるのは、AIエージェントを基盤とするCTEMプラットフォーム。従来のセキュリティシステムが脅威を検知した後の対応を人の判断に委ねていたのに対し、新たな仕組みではAIが脅威を自律的に識別し、攻撃の文脈を踏まえて防御計画を立案、自動対処まで実行する完全自律型の脅威管理を目指すとしている。
Pionlinkは今後、自社のセキュリティ製品・サービスにBigs TechnologyのAgentic AI技術を順次組み込む方針だ。
Pionlinkのチョ・ヨンチョル代表は、「高度化するサイバー脅威に対しては、断片的な防御だけでは限界がある。システム自体が自ら耐え、迅速に復旧できるサイバーレジリエンスの確保が不可欠だ」とコメント。「最新のAI技術を組み合わせることで人員依存を下げ、グローバルのセキュリティAI分野をリードする企業へ飛躍したい」と述べた。