イーロン・マスク氏(写真=Reve AI)

イーロン・マスク氏がSpaceXのマスコット「アステロイド」に言及したことをきっかけに、ミームコイン「アステロイド・シバ(ASTEROID)」が急騰した。急騰前日に保有分を全て損切りした投資家は、結果的に260万ドル(約3億9000万円)超の含み益を逃したとみられる。

BeInCryptoが19日(現地時間)に報じたところによると、この投資家のウォレットは74億3000万ASTEROIDを405ドル(約6万1000円)で売却し、137ドル(約2万1000円)の損失を確定した。

オンチェーン分析アカウントのLookonchainによれば、ウォレットアドレス「0x5811」は80日前に同量のASTEROIDを542ドル(約8万1000円)で取得していた。その後、急騰の前日に全量を手放しており、現在の評価額は260万ドル(約3億9000万円)を上回るという。

相場急騰の直接のきっかけは、マスク氏のXへの投稿だった。

「アステロイド」は、2026年1月に亡くなった15歳の少女リブ・フェロトがデザインした柴犬のぬいぐるみだ。2024年9月のSpaceXの有人宇宙飛行ミッション「Polaris Dawn」で、無重力状態を示すインジケーターとして使われた。

報道によると、リブは生前、アステロイドをSpaceXの公式マスコットにしてほしいとマスク氏に依頼し、マスク氏はこれを受け入れたとされる。

リブの母、レベッカ・フェロト氏はXでマスク氏に謝意を示し、「娘の夢をたたえてくれただけでなく、その魂を生き続けさせてくれた」「リブの愛と笑い、不屈の闘志はアステロイドを通じて生き続ける」と投稿した。

こうした流れを受け、アステロイド・シバは短期間で急伸した。1日で約920%上昇し、直近1週間では約6万8000%上昇したという。別の投資家は、マスク氏の投稿直後に1800ドル(約27万円)相当のイーサリアムを投じ、数時間で約50万ドル(約7500万円)近くまで増やしたとされる。

もっとも、こうした値動きが継続する保証はない。マスク氏に関連づけられたミームコインは過去にもGORKやKEKIUSなどで急騰した例があったが、長続きしなかったと伝えられている。アステロイド・シバについても、実体的な製品やロードマップ、開発チームを持たないトークンとされる。

マスク氏自身も、ミームコイン投資のリスクに言及したことがある。「ミームコインで金を稼げると期待するのは愚かだ」「成功は保証できず、一生かけてためた資金をミームコインに投じるべきではない」と述べた。

今回の急騰は、著名人の発言ひとつでミームコイン価格が短期間に大きく動き得ることを改めて示した。同時に、初動後に遅れて参入する投資家は、高いボラティリティと急反落のリスクに直面し得ることも浮き彫りにした。

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