写真=Ethereum Foundation

Ethereum Foundationで研究とプロジェクト運営を担ってきたジョシュ・スターク氏が退任を表明した。2025年の組織刷新以降、財団では幹部や主要人材の離脱が続いており、今回の退任もその流れの一環として注目を集めている。Cointelegraphが16日(現地時間)に報じた。

スターク氏はX(旧Twitter)で退任を明らかにした。退任理由には触れておらず、今後についても「計画はない」と説明。当面は家族や友人と過ごし、休養に充てる考えを示した。

同氏は5年にわたりEthereum Foundationに在籍し、研究とプロジェクト管理の両面で中核的な役割を担ってきた。財団の組織図では管理チームの一員として位置付けられており、運営面でも重要な役割を果たしていた。

財団内では足元で人事の動きが相次いでいる。前日には、別の財団貢献者であるトレント・バン・エプス氏が先週辞任していたことも明らかになっており、短期間で主要メンバーの離脱が続いた格好だ。

Ethereum Foundationは2025年、長期的な方向性を巡るコミュニティの批判を受け、リーダーシップの大規模な刷新に着手した。Ethereum共同創業者のビタリック・ブテリン氏は当時、新たな人材の登用、分散化の推進、処理能力と取引速度の向上に向けたプロトコル開発を主な目標として掲げていた。

一方でブテリン氏は、財団の役割についても明確な線引きを示した。財団はイデオロギー論争への関与やロビー活動、特定の既得権益の代弁は行わないとした上で、「それは我々の仕事ではなく、今後も変わらない」と述べ、異なる方向性を望むのであれば別組織を立ち上げることもできるとの考えを示していた。

財団は2025年3月、新たな運営体制を正式に公表した。Ethereum Foundationの研究者であるシャオウェイ・ワン氏と、Ethereumの実行クライアント企業Nethermindで最高経営責任者(CEO)を務めていたトマシ・スタンチャク氏を共同ディレクターに選任した。その後、スタンチャク氏は2026年2月に退任し、現在の組織図ではワン氏が経営陣に残っている。

こうした経緯から、市場では組織再編が財団運営の安定につながるかに関心が集まっている。スターク氏が退任理由を明らかにしていないため、今回の退任だけで運営方針の変化を断定することは難しい。ただ、2025年の刷新以降、共同ディレクターの交代に加え、主要研究者の退任も続いたことで、Ethereum Foundationのリーダーシップ再編がなお進行中であることが改めて浮き彫りになった。

スターク氏はXへの投稿で、「Ethereum Foundationのリーダーシップチームで5年過ごした後、退くことを決めた」と説明している。

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