Plaion ReplaiはSNKと連携し、家庭用ゲーム機「Neo Geo AES」の復刻モデル「Neo Geo AES+」を11月12日に発売する。価格は249.99ドル。ソフトウェアエミュレーションではなく再設計したカスタムASICを採用し、実機に近い動作やプレイ感の再現を目指す。TechRadarが4月16日、報じた。
Neo Geo AES+は、1990年代に発売された「Neo Geo AES」をベースにした新モデル。オリジナルのデザインや操作感を意識しつつ、現行の表示環境に対応する機能を盛り込んだ。
Plaion Replaiは、できる限りオリジナルに近いプレイ体験の提供に注力したと説明している。
Neo Geo AESは発売当時、649.99ドルの高価格帯モデルとして投入され、コアゲーマー向けのプレミアム機と位置付けられていた。性能面では当時トップクラスだった一方、価格の高さが普及の壁になった。TechRadarは、その立ち位置が現在のPlayStation 5 Proに近いと評している。
これに対し、Neo Geo AES+は249.99ドル(179.99ポンド、329.99豪ドル)に設定した。オリジナルの個性を引き継ぎながら、より手に取りやすい価格帯に抑えた格好だ。
機能面では、HDMI出力を新たに搭載し、最新のテレビとの接続性を高めた。一方で従来のAV出力も残し、CRTディスプレイの利用者にも配慮した。
このほか、オーバークロックモード、言語選択、メモリーカードを使ったスコア保存機能にも対応する。
本体発売に合わせて、代表的なゲームタイトルも再発売する。「Metal Slug」「The King of Fighters 2002」「Garou: Mark of the Wolves」などを再販売する予定で、各タイトルは比較的高価格帯となる見通しだ。
もっとも同社は、中古のオリジナルカートリッジを入手するより安価だとアピールしている。
再発売するタイトルは既存のNeo Geo AESでも動作し、既存ユーザーの需要も取り込む構えだ。あわせて「Twinkle Star Sprites」などのクラシックタイトルも投入する計画としている。
今回の製品は、単なる復刻機にとどまらず、オリジナルの再現性と互換性、現代的な使い勝手をどう両立させるかが注目点となりそうだ。高価格帯ゆえに一部の愛好家向けにとどまってきたNeo Geo AESが、価格の引き下げと利用環境の拡大によって復刻ゲーム機市場でどのような反応を得るか、関心を集めそうだ。