写真=Lotte Chemicalのイ・ヨンジュン総括代表。16日に開いた「CEO Investor Meeting」で戦略を説明した。

Lotte Chemicalは4月17日、基礎化学事業の再編と成長4分野への投資を柱とする事業ポートフォリオ転換戦略を公表した。量的拡大より収益性を重視する構造へ切り替える方針だ。

同社のイ・ヨンジュン総括代表は16日、ソウル・汝矣島のNH金融タワーで、国内の主要機関投資家を対象に「CEO Investor Meeting」を開き、大山と麗水の石油化学事業再編の進捗と今後の戦略を説明した。

基礎化学事業では、再編を通じて財務体質と収益構造の改善を進める。大山では、HD現代Chemicalsとの統合を推進している。麗水では、事業再編の最終案を政府に提出しており、承認を待っている。

再編で生まれる投資余力は、高付加価値・高成長分野に再投資する。事業ポートフォリオを、量の拡大ではなく質を重視する形へ転換する考えだ。

成長4分野のうち、先端素材では機能性コンパウンディング事業を中核に拡大を進める。Lotte Engineering Plasticsは、年産50万トン規模のコンパウンディング工場を2026年下期に本格稼働させる予定だ。

これを基盤に、「Super EP」などの製品群をフィジカルAIや航空宇宙などの先端産業分野へ広げる計画としている。

精密化学では、高付加価値の食品・医薬向け素材の生産能力を拡大する。TMACとTMAHを軸に、半導体ケミカル事業も段階的に拡大する方針だ。

電池材料では、AI向け回路箔とハイエンド電池箔の比率を引き上げ、高付加価値型のポートフォリオを強化する。水素エネルギーでは、合弁会社Lotte SK EnerrootがUlsan Hydrogen Power 1号の商業運転を開始しており、年末までに計80MW規模が稼働する見通しだ。

アンモニア事業では、Lotte Fine Chemicalのインフラと流通網を活用し、クリーンアンモニアを中心とする事業を主導する。2025年11月から運営している大山水素出荷センターを通じ、国内市場の先行確保を狙う。

イ・ヨンジュン総括代表は「基礎化学は先手を打った事業再編による合理化で競争力を補完する。先端素材、精密化学、電池材料、水素エネルギーの4分野を着実に育成し、バランスの取れたポートフォリオを完成させる」と述べた。

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