Cardano(ADA)が0.243ドル(約36円)前後で重要な分岐点を迎えている。この水準を維持できれば0.30ドル回復を試す展開が見込まれる一方、日足終値で下回れば年初来安値の0.10ドル近辺まで下押しする可能性がある。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは15日(現地時間)、暗号資産アナリストのアリ・マルティネス氏が0.243ドルを「Cardanoの趨勢を左右する重要な転換点」と位置付けたと報じた。
Cardanoは暗号資産市場全体の小幅な調整を受け、0.25ドル前後から0.24ドル台へ下落した。マルティネス氏によると、0.243ドルは過去にも複数回にわたりトレンド転換の起点となってきた水準だ。強い支持線として反発を促した場面がある一方、いったん割り込むと下落が加速したケースもあったという。
市場の焦点は、買い手がこの支持線を守れるかどうかに移っている。0.243ドルを維持できれば、自律反発の流れが強まり、次の主要な抵抗線である0.30ドルを試す可能性がある。現水準からは約23%の上昇余地となる。
一方で、0.243ドルを日足終値で下回れば、相場の見方は大きく変わる。マルティネス氏は、この水準の下抜けがCardanoの価格構造を崩す恐れがあると警告した。支持線の崩壊は市場心理の悪化につながり、年初来安値の0.10ドル近辺まで下落する可能性がある。0.243ドルからの下落率は約59%に達する。
他の主要銘柄と比べても、Cardanoの戻りは鈍い。直近の市場反発局面でCardanoの上昇率は2.12%にとどまったのに対し、ビットコインは5.64%、イーサリアムは9%上昇した。ビットコインとイーサリアムが反発後に50日単純移動平均線(SMA)を上回った一方、Cardanoはなお50日SMAを下回っている。50日SMAは足元で0.26ドル付近にあるとされる。
出来高の減少も、短期的な勢いの弱さを示している。Cardanoの24時間出来高は前日比19.71%減の4億7151万ドル(約707億円)となった。週初に一時増加した取引活動が再び鈍っており、短期モメンタムの低下を示すシグナルと受け止められている。
当面の焦点は、Cardanoが0.243ドルを終値ベースで維持できるかどうかだ。この水準を守れば0.30ドル回復への道が開ける一方、割り込めば年初来安値の再試しが現実味を帯びる。市場では、日足終値がどちら側で確定するかに注目が集まっている。