Enjin Coin(ENJ)が4月に入り300%超上昇し、アルトコイン市場で急反発銘柄の一つとなっている。足元では0.07332ドルの上値抵抗線を明確に突破できるかが焦点で、達成できれば一段高も視野に入る。一方で、相対力指数(RSI)が93.3まで上昇するなど、短期的な過熱感も強まっている。
ブロックチェーンメディアのBeInCryptoが15日(現地時間)に報じた。ENJは直近数日、日足で3回の急騰を記録しており、今後の値動きは0.07332ドルを上抜けられるかどうかが分岐点になるとしている。
Enjin Coinは、Enjinが2017年に立ち上げたゲームとブロックチェーンをつなぐプロジェクト。イーサリアム基盤で、ゲームアイテムや非代替性トークン(NFT)資産の作成・管理ツールを提供してきた。
ただ、ENJは2025年4月の高値0.11839ドルから、同年10月には0.00042ドルまで下落し、それまでの上げ幅の大半を失った。
その後は反発に転じ、現在は長期フィボナッチ・リトレースメントの0.618水準に当たる0.07332ドルを試す展開となっている。この水準は重要な上値抵抗線と位置付けられる。
ENJが同水準を日足終値で上回れば、次の目標価格は0.09314ドルとなる。一方、突破に失敗した場合は0.0594ドル、さらに下落が進めば0.04548ドルまで調整する可能性がある。
短期チャートでも上昇基調は鮮明だ。1時間足では0.043ドル前後、0.054ドル前後、0.073ドル前後と高値を切り上げており、上抜けたレジスタンスがその後サポートに転換する動きも確認されたという。
出来高も増えている。日次の取引量は上昇局面に合わせて膨らみ、およそ1年ぶりの高水準に達した。ボリンジャーバンドも長期間の収縮後、14日から急速に拡大し、価格は上限バンドに沿って上昇した。
オンチェーン指標も強気材料として意識されている。Santimentベースの取引所流入量は1万9600トークンにとどまった。直近数日で価格がほぼ2倍になったにもかかわらず、取引所への流入が大きく膨らんでいないことを示すという。
日次アクティブアドレスも、ここ数カ月は50〜150アドレスの水準で推移していたが、足元では920アドレスまで増加した。過去6カ月で2番目に高い水準だという。
もっとも、過熱シグナルも出ている。日次RSIは93.3まで上昇し、極端な買われ過ぎの領域に入った。
1時間足では、価格が高値を切り上げる一方で、RSIの高値は切り下がる弱気ダイバージェンスの初期兆候も見られた。ボリンジャーバンド幅パーセンタイル(BBWP)も、極端なボラティリティを示しているという。
ENJの一段高には、0.07332ドルを突破したうえで、その水準を維持できるかどうかがカギとなりそうだ。