XRPの週足相対力指数(RSI)が32.37まで低下し、過去の大幅上昇局面に先行して確認された水準に近づいている。ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは13日、市場アナリストのCryptoinsightUKの分析を引用し、週足RSIが32.78を下回った後にXRPが大きく上昇した例があると伝えた。
足元のXRPは、2025年7月に過去最高値の3.6ドル(約540円)を付けた後、下落基調が続いている。価格は高値から63%下落し、週足RSIも当時の70前後から32.37まで低下した。
もっとも、週足RSIはなお30を下回っておらず、一般に「売られ過ぎ」とされる水準には達していない。今回注目されているのは、絶対的な売られ過ぎかどうかではなく、過去の上昇局面の前にも同様の水準が現れていた点だ。
CryptoinsightUKによると、XRPでは週足RSIが32.78を下回った後に主要な上昇局面が訪れたケースがあった。2015年11月にRSIが32.76まで低下した際、XRPは0.00416ドル(約0.62円)まで下落。その後、2017年2月末の0.005ドル(約0.75円)前後から上昇し、2018年1月には3.31ドル(約497円)まで値を伸ばしたという。
2020年3月にもRSIは32.67を記録した。この時はXRPが0.1275ドル(約19円)まで下落した後、2021年4月に1.96ドル(約294円)まで上昇した。
一方で、RSIの低下が直ちに上昇に結びつくとは限らない。CryptoinsightUKは、過去のパターンが繰り返されればXRPがいずれ大幅に上昇する可能性があるとしながらも、実際にいつ値動きが出るかは不透明だと指摘した。今週の週足が終値ベースで32.78を下回って確定するかも、現時点では見極めにくいとしている。
「売られ過ぎ」を巡る見方にも触れた。XRPの週足RSIが30を明確に下回ったのは、2022年6月に28.09を付けた場面が唯一だった。ただ、その直後に急騰は見られず、2024年半ばにRSIが再び32.78を下回った後になって、強い上昇基調が続いたという。
XRPコミュニティーの論評家の一人は、多くのアナリストや投資家がRSIの「売られ過ぎ」入りを確認してから強気に傾きやすいと指摘した。その上で、過去の値動きを見る限り、RSIが32.78を下回るだけでも、その後の大幅上昇につながる可能性を示すには十分だったと強調した。ただし、こうした上昇は一定の時間差を伴う傾向があるとも付け加えた。
市場では、今週の週足RSIの確定値と、このシグナルが下落基調のなかで過去と同様に中長期の反発につながるかどうかに注目が集まっている。