iPhoneの価格上昇が続く中、新品の最新モデルではなく、予算に合わせて性能や使い勝手のバランスを見極める動きが広がっている。米ITメディアの9to5Macは12日(現地時間)、2026年時点で有力なリファービッシュiPhone 5機種を用途別に紹介した。
上位機能を重視するユーザー向けとして挙げたのは「iPhone 15 Pro」だ。ProMotionディスプレイやApple Intelligence、望遠カメラを備え、総合力の高い1台と評価した。A17 Proチップを搭載し、128GBモデルはAmazonで487ドル前後。予算に余裕があれば、最有力候補になるとしている。
USB-C対応をできるだけ安く確保したい場合は「iPhone 15」が有力だ。Dynamic Islandに対応し、4800万画素カメラや比較的長いバッテリー駆動時間も強みとした。
また、側面の消音スイッチを備える最後のiPhoneである点も特徴に挙げた。128GBモデルは389ドル前後。一方で、「iPhone 15 Plus」はストレージ容量が2倍で408ドル前後となっており、予算次第では比較対象になりそうだ。
小型モデルを好むユーザーには「iPhone 13 mini」を推奨した。A15 Bionicを搭載し、800ニトのOLEDディスプレイやカメラ性能もなお十分な水準にあるという。
ただし、充電端子はLightningのままだ。128GBモデルの相場は230ドル前後で、miniシリーズを求めるユーザーにとっては依然として有力な選択肢だとしている。
大画面派には「iPhone 14 Plus」を挙げた。比較的新しいiPhoneの中では価格を抑えやすく、カメラ性能と電池持ちの良さが魅力だという。128GBモデルは309ドル前後としている。
より上位の機能を求める場合の代替候補としては、「iPhone 13 Pro Max」も紹介した。ProMotionディスプレイ、望遠カメラ、ステンレススチール仕上げを備え、128GBモデルの価格は409ドル前後としている。
最も安価なエントリーモデルとしては「iPhone SE(第3世代)」を挙げた。A15チップを搭載し、5Gにも対応するなど基本性能は確保しているが、4.7インチのLCD、ホームボタン、背面シングルカメラなど、設計は旧世代色が強いとした。
それでも価格面の優位性は大きい。64GBモデルは129ドル、128GBモデルは179ドル前後で、サブ端末など最低限iPhoneが必要な用途では、実質的に最安クラスの選択肢になるという。
今回のリストは、新品の最新iPhoneを買う負担は重い一方で、一定以上の性能や機能は確保したいという需要を想定したものだ。上位機能ならiPhone 15 Pro、USB-C重視ならiPhone 15、小型モデルならiPhone 13 mini、大画面ならiPhone 14 Plus、価格最優先ならiPhone SE(第3世代)という住み分けになる。
機種ごとの差も明確だ。Apple Intelligence対応とカメラ性能ではiPhone 15 Proが優位で、USB-Cや新しいデザイン要素を重視するならiPhone 15が選びやすい。
一方、iPhone 13 miniとiPhone SE(第3世代)は、小型サイズと低価格という明確な強みがある半面、Lightning端子や旧世代のデザインといった制約も残る。2026年のリファービッシュiPhone市場では、最新モデルかどうかよりも、USB-C、画面サイズ、カメラ、価格のどれを優先するかで選び方が分かれそうだ。