XRP(写真=Shutterstock)

市場分析会社Santimentは、XRPを巡る投資家心理がソーシャルデータ上で直近2年で3番目に弱い水準に落ち込んだと明らかにした。ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは13日(現地時間)、過去にも同程度までセンチメントが悪化した局面で、その後に価格が反発した例があったと報じた。

Santimentが同日公表した分析によると、XRPの週次ベースのソーシャル指標は、歴史的にみても極めて弱気な領域に入った。週末にXRPが大きく下落したことで、投資家心理の悪化が一段と進んだという。

XRPは日曜日に2.2%下落し、週を通じてはほぼ横ばいで終えた。その後に小幅反発したものの、市場参加者の見方はなお弱気に傾いているとした。

集計対象は、X、Reddit、Facebookなどのソーシャルプラットフォームに投稿されたXRP関連の言及だ。直近1週間は、肯定的な投稿より否定的な投稿の方が多かった。

Santimentは、XRPを巡る恐怖・不確実性・疑念(FUD)が、直近2年で3番目に高い水準まで強まったと指摘した。価格動向に対する懐疑が広がり、ソーシャル上の会話全体が急速に冷え込んでいることを示すとしている。

実際、先週のXRP関連投稿における強気と弱気の比率は1.02対1.00だった。強気の投稿100件に対し、追加下落を見込む弱気の投稿が102件あった計算になる。

ソーシャル上のセンチメントだけをみれば、個人投資家がXRPから距離を置く、あるいは一段の下落を織り込む局面と読める。

もっとも、Santimentは、市場参加者の心理が一方向に過度に傾いた局面では、かえって短期的な反発が起きやすいとみている。同社は「弱気コメントが強気コメントを上回る局面では、短期的な回復が起きる可能性が高まる」と説明した。

市場が大衆心理とは逆方向に動く場面は、これまでも繰り返し確認されてきたとも指摘している。

過去の事例として、2025年2月初旬には、XRPの肯定・否定の比率が0.96対1.00まで低下した。当時、XRPは2.78ドルから1.79ドルまで下落したが、その水準が数週間にわたる底となった。その後、2025年3月初旬には3ドルを回復した。

同様の動きは2025年10月にも見られた。当時はソーシャル上の悲観が極端に強まり、比率は1.01対1.00まで低下。XRPはBinanceで0.77ドルまで急落した後、2.69ドルまで急反発した。

こうした前例を踏まえ、Santimentは足元のセンチメント悪化について、XRPにとって「低リスクのエントリー機会」になり得るとの見方を示した。XRPは2025年7月の高値3.66ドルから60%超下落しており、現在の調整局面では市場全体の悲観が買い場につながる可能性があるとしている。

ただ、反発の可能性だけでトレンド転換を断定しているわけではない。Santimentは、短期的な上昇余地はある一方で、より大きな流れはなお弱気基調に近いとみている。

一部アナリストがXRPの追加調整を予想している点にも触れた。その上で、足元の水準は短期売買よりも、中長期で保有できる投資家に向くとし、この条件下ではXRPのリスク・リターンは「非常に魅力的」だと付け加えた。

キーワード

#XRP #暗号資産 #Santiment #ソーシャルデータ #FUD #投資家心理
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.