Cafe24は4月14日、プレミアムサービス「Cafe24 PRO」の利用事業者向けに、ブランドアプリの制作からストア公開までを自動化する「迅速アプリ公開」の提供を開始したと発表した。
新機能は、アプリに必要な構成要素の生成から制作、ストア公開までの一連の作業を自動で支援するもの。Cafe24上で運営するD2CのECサイトをシステムが分析し、アプリアイコンやストア登録用画像、起動画面のローディング画像などを自動生成する。
従来は、事業者がアプリ公開に必要な手続きを個別に進める必要があり、これがアプリ導入のハードルになっていた。公開までの所要期間も一般に4〜6週間かかっていたという。
同社によると、「迅速アプリ公開」の導入により、こうした工程をシステムが自動処理することで利便性を高め、公開までの期間を1週間に短縮できる。事業者は公開済みのアプリを確認した後、60日以内にGoogle開発者アカウントを登録し、アプリの所有権移管を受ける仕組みだ。
公開後のアプリはECサイトと自動連携する。商品登録の内容はアプリに即時反映され、注文処理も従来と同じ管理者ページで対応できるとしている。
Cafe24はあわせて、ブランドアプリの導入効果に関する分析結果も公表した。2025年12月から2026年3月にかけて、同社プラットフォーム上でブランドアプリを運用するECサイト1000店超を分析したところ、アプリ経由の客単価はモバイルWeb経由に比べ平均16.7%高かった。
売上全体に占めるアプリ経由の比率は25.7%だった。生活・健康分野では、アプリ利用者の客単価がモバイルWeb比で29.3%高く、ファッション雑貨分野では売上の33%をアプリが占めた。5日以内の再訪率はアプリが65.8%で、モバイルWebの55.0%を約10ポイント上回った。
プッシュ通知の効果も確認された。Cafe24がブランド売上への影響を調べたところ、アプリ運用時にプッシュ通知を導入したブランドは、未導入の場合と比べて売上上昇率が31.9ポイント高かった。
同社は、プッシュ通知について、従来の通知手段と異なり配信コストがかからないため、マーケティング費用の削減にもつながるとしている。
Cafe24は今後も、オンライン事業者が技術的な負担なくECビジネスを立ち上げ、成長できるよう、プラットフォーム全体のサービス高度化を進める方針だ。
Cafe24のイ・ジェソク代表は「『迅速アプリ公開』により、事業規模や技術力にかかわらず、オンライン事業者が自社ブランドのアプリを導入できる環境を整えた。今後も顧客と効果的にコミュニケーションし、事業を素早く成長させられる機能の支援を続けていく」とコメントした。