写真=DJI

DJIの超小型ウェアラブルカメラ「Osmo Nano」について、ITmediaは4月13日、スポーツ向けアクションカムというより、日常を記録するVlog用途に適した製品だとする長期使用レビューを掲載した。ハンズフリー撮影を可能にする装着機構と、分離型モニターによる使い勝手の高さを主な特徴として挙げている。

Osmo Nanoは2025年9月に発売された。ウェアラブルカメラ市場ではInsta360が先行して存在感を高めてきたが、DJIにとっては同分野への本格参入を示す製品と位置付けられる。

製品カテゴリーとしてはアクションカムに近いが、実際の使用シーンはスポーツ撮影よりも日常撮影に軸足を置いている点が特徴だという。

最大の特徴は携帯性と装着方式にある。カメラ本体はDJIのカメラ製品で最小となる52g、サイズは57×29×28mm。衣服に固定しやすい構造を採用し、首掛け型のマグネットストラップを服の内側に通したうえでカメラを近づけると、磁力でしっかり固定できる。録画ボタンを押せば、そのままハンズフリーで撮影を続けられるため、激しいスポーツよりも日常の記録に向くと分析した。

撮影性能も小型機としては良好と評価された。1/1.3型CMOSセンサーと143度の超広角レンズを搭載し、最大4K/60fpsの動画撮影に対応する。4K/120fpsのスローモーション撮影や10ビットのD-Log Mにも対応する一方、夜間撮影では、より大型のセンサーを採用する「Osmo Pocket」シリーズやアクションカムと比べて限界があるとした。

構成面も差別化要素として挙げられた。Osmo Nanoはカメラ本体と「Vision Dock」で構成される2ピース設計を採用。ドック側には1.96インチのOLEDタッチスクリーンを備え、Wi-Fi経由でカメラと接続し、リアルタイムで映像を確認できる。

この仕組みにより、カメラを胸元に固定したまま、手元のドックで構図を確認できる。ITmediaは、従来のアクションカムよりも使い勝手が高く、日常撮影では特に有効だと評価した。例えば食事の場面では、ドックをテーブルに置いて画面を見ながら、自然な形で撮影を続けられるという。

一方で、パンフォーカス設計を採用し、最短撮影距離が35cmにとどまるため、料理のクローズアップのような近接撮影には制約があると指摘した。

用途の広さも特徴の一つだ。カメラ単体で水深10mの防水に対応し、水中撮影も可能。各種マウントを使えば、高い位置や独特の視点からの撮影にも対応できる。ただし、水中では無線接続が途切れるため、Vision Dockを使ったリアルタイムモニタリングは難しいとした。

総じてITmediaは、Osmo Nanoをアクションカムの性能を備えながら、使用感はVlogカメラに近い製品と評価した。ハンズフリー撮影と分離型画面という2つの特徴を軸に、ウェアラブルカメラが日常記録ツールへと用途を広げる可能性を示した製品だとしている。

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