CJ Olive Youngは4月14日、Google Cloudの「Gemini Enterprise」を全社導入すると発表した。データとAIを活用し、全社的な業務高度化を進める。
Gemini Enterpriseは、自社データを基に業務に必要なAIツールを構築・活用できるAIプラットフォームだ。
同社は、小売業界でデータに基づく意思決定やパーソナライズサービスが競争力の源泉になっていることを踏まえ、導入を決めたと説明した。これまでもデータ基盤の高度化とAI活用領域の拡大を進めてきたという。
今後は全社業務に生成AIを取り入れ、社員がAIを使って業務改善に取り組める環境を整備する。マーチャンダイザー(MD)やマーケティング担当者など非エンジニア部門の社員も、自らAIツールを作成でき、従来は手作業で行っていた市場調査や顧客データ分析に活用できるようにする。
店舗運営へのAI活用も進める。店頭の陳列状況や在庫状況をリアルタイムで把握し、店舗運営の高度化につなげる。海外事業の拡大に合わせ、国・地域ごとの言語環境や顧客特性に応じた商品情報の提供にもAIを活用する方針だ。
さらに、今後は個別ツールの活用にとどまらず、物流ネットワークを含む事業運営全般へAIの適用範囲を広げ、長期的な運営改革を進めるとしている。
同社関係者は「社員一人ひとりのAI活用力を高め、組織全体にAI活用を定着させることで、変化する市場に機動的に対応できる体制を整えたい」とコメントした。その上で「これを基に国内外の顧客体験を継続的に高度化し、Kビューティーを代表するプラットフォームとして競争力を強化していく」と述べた。