Unico Search専務で、20年にわたり10万件超の履歴書を見てきたヘッドハンターのムン・ソンギョン氏が、新著『履歴書を10万件読みました:ベテランヘッドハンターが見いだしたAI時代の人材条件』(ティウム出版)を刊行した。
出版社によると、同書は勤続年数や経歴の長さだけでは評価されにくくなった時代において、「経験の密度」がキャリア形成の重要な軸になると説く内容だという。
本書では、急速に進化するAI技術とグローバル環境の変化を踏まえ、個人が専門性をどう組み合わせ、自分ならではの成長の道筋をどう築くかを主題に据える。ムン氏は、そのための具体的な考え方と実践策を提示した。
あわせて、AI時代に埋もれず自らの価値を示せる人材像にも焦点を当てた。デジタル上の実績や足跡がキャリア評価につながるとの見方から、パーソナルブランディングの重要性や、面接で成果を引き出すための「POINT」戦略まで、求職者と企業の人事担当者が現場で活用できる実務的な内容を盛り込んだ。
ムン氏はニューヨーク大学(NYU)でホテル経営学を専攻し、ニューヨークのウォルドーフ・アストリア・ホテルでキャリアをスタートした。その後、JPモルガンのソウルオフィスに9年間勤務し、金融業務を経験。さらにBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)ソウルオフィスで採用マネジャーを務め、トップ人材を見極める採用基準の策定に関わった。現在はUnico Search専務を務めている。
ティウム出版の編集部は、「『履歴書を10万件読みました』は、10万件の履歴書を通じて人のキャリアと企業の哲学を見てきた専門家だからこそ書けた、深い洞察に満ちた一冊だ」とコメント。「成長を望む個人には明確なキャリアの地図を、優秀な人材を求める企業には人を見る確かな視点を示す本になる」としている。