写真=EcoPro。EcoProのオ・サンヨン カナダ法人長(中央)が、クロード・グウェ氏(左)、ジャック・ラムゼイ氏(右)とともに、電池関連R&D支援の公式発表イベントに出席した。

EcoProは12日、孫会社EcoPro Lithiumがカナダ天然資源省(NRCan)の「エネルギーイノベーションプログラム(EIP)」で、600万カナダドルの研究開発支援を獲得したと発表した。支援金は、カナダ政府による国内電池サプライチェーン構築の一環として拠出される。

EcoPro Lithiumの親会社であるEcoPro Innovationは、今回の資金を活用し、次世代電池向けリチウムメタル負極の工程実証を本格化する。リチウムメタル負極材は、既存の黒鉛負極に比べてエネルギー密度が約10倍高く、電気自動車(EV)の航続距離の大幅な伸長につながる材料とされる。

EcoPro Innovationは2025年3月、ケベック州政府傘下の電力会社Hydro-Québecと共同開発契約(JDA)を締結し、リチウムメタル負極の開発を進めてきた。今回の実証プロジェクトでは、2027年3月までにリチウム金属の生産から高純度精製、超薄型箔の製造、性能・安全性の検証まで、一連のバリューチェーンをカナダ国内で構築する計画だ。

EcoProは全固体電池向け負極材に加え、固体電解質、全固体電池向け正極材、硫化リチウムも並行して開発している。固体電解質については、韓国・忠清北道梧倉の本社にパイロット設備を整備し、年40トン規模のサンプル生産を進めている。商用化の目標時期は2027年としている。

EcoPro Innovationの関係者は「全固体電池市場の主導権確保に向け、カナダ政府や現地企業と連携し、リチウムメタル負極技術の高度化を進めている」とコメント。「今回の資金支援を受け、関連技術の開発はさらに加速する」と述べた。

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