Ciscoが、イスラエルのスタートアップAstrix Securityの買収に向けて協議を進めていると、The Informationが10日(現地時間)に報じた。Astrix Securityは、AIエージェントの監視や保護を手がける企業だ。
報道によると、買収額は2億5000万〜3億5000万ドル(約375億〜約525億円)規模になる見込みで、関係者の話として伝えた。交渉は現在も続いており、最終的に合意に至らない可能性もあるという。
Astrix Securityは創業から5年のスタートアップで、AIエージェントを監視し、安全性を高めるソフトウェアを提供している。
AIエージェントは、利用者に代わって端末上で作業をこなすAIソフトウェアを指す。企業の間でAIエージェントに伴うリスクへの警戒が強まる中、大手ソフトウェア企業では、関連機能の拡充やセキュリティ分野のスタートアップ買収に動く例が増えている。
Ciscoはここ数年、サイバーセキュリティ製品を含むサブスクリプション型ソフトウェアの売上拡大を進めてきた。今週初めには、AIモデルとAIエージェントを監視・評価するツールを開発するGalileo Technologiesの買収を決めている。
Ciscoは2年前にも、AIアプリケーションのセキュリティ脆弱性の防止に向けたソフトウェアを手がけるRobust Intelligenceを買収している。
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