Appleが、超薄型スマートフォン「iPhone Air」の後継機を投入するとの観測が再燃している。販売が期待に届かなくても「iPhone Air 2」の投入を計画しているとの見方が浮上しており、製品化される場合は望遠カメラの搭載やバッテリー性能の強化が焦点になりそうだ。
TechRadarが10日(現地時間)に報じたところによると、中国のWeiboアカウント「Fixed Focus Digital」は、Appleが販売不振でも「iPhone Air 2」を投入する計画だと投稿した。
もっとも、この情報の信ぴょう性はなお不透明だ。投稿内の表現は、実際の発売計画を意味するのか判然とせず、解釈によって受け止め方が分かれる余地がある。
発売時期も見通せない。現時点では、Appleが9月のイベントでiPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、折りたたみ型のiPhone Ultraを披露する可能性が取り沙汰されている。
一方で、2027年3月のイベントはiPhone 18やiPhone 18eなど、Pro以外のモデルが中心になるとの見方が強い。プレミアムモデルとみられるiPhone Air 2が、どのタイミングに位置付けられるのかは不明だ。
Appleのこれまでの製品戦略に照らすと、疑問も残る。Appleは採算性の低い製品をあえて市場投入してきた企業とは言いにくく、iPhone Airの販売が想定を下回った場合、後継機をそのまま投入するのは従来の方針と一致しない可能性があるためだ。
ただ、iPhone Airそのものを失敗作と断じるのは早計だとの見方もある。iPhone Airは999ドル(約14万9850円)で販売されたが、背面カメラの仕様は599ドル(約8万9850円)のiPhone 17eと同水準にとどまった。超薄型デザインで注目を集めた一方、価格に見合う仕様が乏しかったとの指摘が出ている。
弱点として挙げられているのがバッテリーだ。iPhone Airは終日利用をうたうものの、業界平均と比べて大きく見劣りしない一方で、iPhone 17 ProやiPhone 17、場合によってはiPhone 17eよりも駆動時間が短い可能性があると評価された。超薄型設計を優先するあまり、望遠カメラや大容量バッテリーを省いたことが商品力の低下につながったとの分析もある。
仮に後継機が投入されるとしても、改善点は明確だ。iPhone Air 2には、高価格帯モデルとしての説得力を持たせるため、望遠カメラの搭載とバッテリー性能の向上が必要だとの指摘が出ている。デザイン面の完成度は高かったものの、Proモデルの需要を取り込むには不足があった、というのが市場の見方だ。