フランス中央銀行のドニ・ボー上級副総裁が、欧州連合(EU)の暗号資産規制「MiCA(暗号資産市場規則)」について、非ユーロ連動型ステーブルコインに関する規定の強化を求めた。Cointelegraphが10日、報じた。
フランス議会ではこれとは別に、セルフカストディ型の暗号資産ウォレットに申告義務を課す法案の審議も進んでいる。
ボー氏は3月、EUROFIのハイレベルセミナーで行った講演で、EUはとりわけ非ユーロ通貨に連動するステーブルコインの決済利用を制限すべきだと訴えた。国際決済銀行(BIS)のウェブサイトに掲載された講演原稿の中で、同氏はこの問題を巡り、フランス中央銀行がMiCA規定の強化を「継続的に求めてきた」と述べた。
ドル連動型ステーブルコインが市場全体の98%を占めている現状を踏まえ、ボー氏は、トークン化された中央銀行マネーや民間マネーの活用を後押しするとともに、規制を強化する必要があると強調した。
同氏は「MiCAは、域外発行者が発行したステーブルコインが広く採用される場合を含め、市場の変化がもたらすリスクを部分的にしか扱っていない」と指摘した。
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