BORALは、羽根なし扇風機「BR-R1200F」を展開している。価格は8万9000ウォン。羽根なし扇風機ではDysonがよく知られるが、本機は12段階の風量調整や360度自動首振り、静音性などを備えつつ、手ごろな価格に抑えた点が特徴だ。
本体はホワイトを基調にパープルのアクセントをあしらったスリムなタワー型。リビングの隅に置いても圧迫感は比較的少ない。組み立ては台座と本体を取り付けるだけで、工具は不要だった。
風量は12段階で調整できる。最も弱い設定ではごく穏やかな風にとどまり、最も強い設定では髪がなびく程度の風量が得られた。送風は羽根付き扇風機のような断続的な当たり方ではなく、なめらかで均一な印象だ。長時間使っても風当たりの強さによる疲れは出にくい。
静音性は本機の長所の1つといえる。風量6までであれば動作音は控えめで、寝室でも使いやすい。就寝モードでは風量が自動で下がり、ディスプレイ表示も消灯する。タイマー機能と組み合わせれば、就寝時の利用にも向く。
360度の自動首振りにも対応する。左右にゆっくり回転しながら送風するため、複数人がいるリビングでも風を回しやすい。運転中にタッチパネルやリモコンで任意の向きで止められるなど、操作性も分かりやすい。
リモコンは本体上部にマグネットで装着して収納できる。使い終わった後に置き場所を探しにくいのは実用面で利点だ。ボタン配置もシンプルで、暗い場所でも扱いやすかった。
安全面も羽根なし扇風機ならではの強みだ。羽根に直接触れる心配がないため、子どもやペットがいる家庭でも導入しやすい。安全性を理由に一般的な扇風機の購入をためらうケースを考えると、デザイン面だけでなく実用面での差別化にもつながる。KC安全認証も取得した。
手入れのしやすさも特徴だ。一般的な羽根付き扇風機のようにカバーを外して羽根のほこりを拭き取る必要はなく、外側のループ部分を拭くだけで掃除しやすい。構造上、内部の羽根にほこりがたまって風質が落ちるといった問題も起きにくいとしている。
一方で、弱点もある。風量を最大の12にすると動作音はやや大きくなり、静かな環境では気になる場面がある。風の到達距離も、同価格帯の羽根付き扇風機と比べるとやや短く感じられた。広いリビング全体をカバーするというより、寝室や書斎など比較的コンパクトな空間に向く。
価格は8万9000ウォン。DysonのPure Coolシリーズが40万〜70万ウォン台であることを踏まえると、価格差は大きい。風量の伸びや素材の仕上げでは差があるものの、羽根なし扇風機を初めて試すユーザーや、子どものいる家庭での補助用としては有力な選択肢になりそうだ。
※本レビューはTargetpick Mallから製品提供を受けて執筆した。