Ciscoが、AIオブザーバビリティ分野のスタートアップGalileo Technologiesを買収する。買収額は明らかにしておらず、取引は第4四半期中に完了する見通しだ。米SiliconANGLEが10日(現地時間)に報じた。
Galileoは、AIモデルの監視・評価ツールを手がける企業。マルチエージェントシステムをリアルタイムで監視し、ガードレール機能を通じて精度や安全性を確保するプラットフォームを提供している。
Ciscoは、Galileoの技術を傘下のSplunkのオブザーバビリティ基盤に統合する計画だ。
Splunkのシニアバイスプレジデント兼責任者を務めるカマル・ハティ氏は、Galileoについて、「AIチームに対し、AI品質の評価、ユーザーに届く前のAIエラー検知、運用環境におけるAIの継続的な改善を可能にするツールを提供する」と説明した。
さらに同氏は、「プロンプトの最適化やモデル選定といった初期段階から、評価、運用監視、ガードレールの適用までを一貫してカバーするソリューションだ」と述べた。
Ciscoは、AIエージェント向けセキュリティレイヤーとしてのポジション確立に向けた取り組みを進めている。先月開催されたRSAC 2026では、企業がAIエージェントを検出・識別・監視できる「Duo Agentic Identity」を披露した。
あわせて、AI DefenseプラットフォームでAIエージェントへの対応を拡充する方針も示した。
Ciscoの社長兼最高製品責任者(CPO)であるジートゥ・パテル氏は、AIエージェントを10代の若者になぞらえ、「非常に賢い一方で、結果をあまり気にせず、時に思いがけない行動を取る」と語った。
その上で同氏は、「信頼できる委任とそうでない委任の差は、破綻と市場リーダーシップの差に等しい」と述べた。
CiscoとGalileoは昨年、AIエージェント向けのオープンソースアーキテクチャ標準の策定を目指すコンソーシアム「AGNTCY」も立ち上げている。