写真=Honor。マウス本体にイヤホンを内蔵した「Honor Choice MouseBuds Pro」

中国のスマートデバイスメーカーHonorは、イヤホンを本体に収納できるワイヤレスマウス「Honor Choice MouseBuds Pro」を英国で発売した。2025年末に中国で先行投入した製品で、英国での販売価格は79.99ポンドとなる。

ITメディアのTechRadarによると、同製品は一見すると一般的なワイヤレスマウスだが、上部カバーを開くと内部にイヤホン2基を収める構造を採用している。

現在は英国など一部の海外市場で販売している。一方、米国では現時点でHonor製品自体が販売されておらず、オーストラリア向けWebサイトにも同製品は掲載されていない。

マウスとしての外観は比較的オーソドックスで、手触りを意識したコーティングや静音ボタンを特徴とする。

一方で、最大の特徴はマウス性能そのものより、内部に収納できるイヤホンにある。イヤホンはオープン型で、耳に固定するイヤーチップは備えていない。製品ページでは、ドライバーサイズや周波数特性、インピーダンスといった詳細仕様は公表しておらず、アクティブノイズキャンセリングとダイナミックドライバー対応のみを案内している。

Honorは、オフィスやカフェなどで急な通話や音声メッセージの確認が必要な利用者を主な想定ユーザーとしている。イヤホンをマウス内に収納できるため、別途ケースを持ち歩く必要がなく、接続済みの状態で取り出してすぐ使える点を利便性として打ち出す。

もっとも、イヤホン単体の競争力は現時点では見えにくい。製品は「総使用期間」を30日とうたうが、実際のリスニング時間をどの程度反映した数値なのかは明らかではない。TechRadarは、同製品について「ハイエンドイヤホン向けの充電ケースではなく、中核はマウスで、イヤホンは付加機能に近い」と指摘している。

この種の一体型デバイス自体は、まったく新しい発想というわけではない。TechRadarは、機器内に事前接続されたイヤホンを収納した例として、Nokiaのフィーチャーフォン「Nokia 5710 XpressAudio」を挙げた。ただ、今回はスマートフォンやフィーチャーフォンではなく、PC周辺機器のマウスに同じ発想を持ち込んだ点が異なる。

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