Anthropicは、企業がクラウド上でエージェントを迅速に構築・配備できる「Claude Managed Agents」の公開ベータ版を提供開始した。これまでのモデル提供にとどまらず、エージェントの実行基盤までカバーする形となる。
米The New Stackは8日(現地時間)に報じた。Anthropicはこれまで、一部の例外を除いて、エージェント向けインフラを直接提供してこなかったという。
Claude Managed Agentsは、自然言語またはYAML(YAML Ain't Markup Language)ファイルでエージェントを定義すれば、Anthropicのプラットフォーム上でインフラ構成なしにそのまま実行できるサービスだ。
Anthropicによると、エージェントを実運用環境に配備するには、サンドボックスでのコード実行、チェックポイント、認証情報の管理、権限スコープの設定、エンドツーエンドのトレースといった機能が必要になる。ユーザー向け機能を実装する前に、まず数カ月規模の基盤整備が必要になるケースも多く、Managed Agentsはこうした工数を従来の10分の1に圧縮できるとしている。
エージェントは数時間にわたって実行でき、外部サービスとの連携はMCPサーバー経由で行う。
ガバナンス機能も備えた。権限スコープの設定、ID管理、実行トレースをプラットフォーム側で担い、エージェント導入に慎重だった企業の懸念に対応する狙いがある。
また、高度なメモリツール、マルチエージェントのオーケストレーション、エージェントの自己評価や反復機能など一部機能については、限定的なリサーチプレビューとして提供する。
料金は、モデルのトークン使用量にAnthropic標準のAPI料金を適用したうえで、1セッション当たり1時間0.08ドル(約12円)を加算する。入力待ちやツール待ちなどのアイドル時間は課金対象外。Web検索機能は、検索1000件当たり10ドル(約1500円)が別途かかる。