暗号資産教育プラットフォームEasyAの共同創業者、Dom Kwok氏がXで暗号資産への積極投資を呼びかけ、XRPコミュニティを中心に反響を広げている。
ブロックチェーン専門メディアThe Crypto Basicによると、Kwok氏は8日、「lock in now or clock in forever」とXに投稿した。暗号資産に本腰を入れて向き合わなければ、従来型の働き方に縛られ続けることになる、との認識を示したものだ。
この投稿は、とりわけXRPコミュニティで広く共有された。Kwok氏が以前からXRPの見通しや市場動向について発信してきたこともあり、投稿でXRPに直接触れていないにもかかわらず、支持者の間では長期的な成長余地を意識したメッセージとして受け止められた。
投稿にある「lock in」は、暗号資産による資産形成に本格的に取り組む姿勢を指す表現とみられる。一方の「clock in forever」は、決まった時間に出勤する従来型の就労を続ける状態を対比的に示したものだ。XRP支持者の一部はこれを、経済的自立や早期リタイアへの期待と結び付けて受け止めた。
コミュニティの反応はおおむね好意的だった。複数のユーザーが、すでに「lock in」しているとして暗号資産投資への強い意欲を示したほか、会社勤めを離れ、デジタル資産を通じて経済的自立を実現したいとする声も上がった。
一方で、受け止め方は一様ではない。Xユーザーの@tmactruck07は、働くこと自体は続ける考えを示しつつ、その働き方は自ら決めたいと投稿した。従来の企業組織に属するのではなく、自ら事業を運営する選択肢を意識した発言とみられる。
相場面でもXRPへの関心は高まった。投稿時点でXRPは1.33ドル(約200円)前後で取引され、2025年に付けた過去最高値の3.66ドル(約549円)を63%下回る水準だった。その後は約4.39%上昇し、一時1.39ドル(約209円)まで反発した。記事によると、この反発は米国とイランの休戦合意(2週間)後に起きたという。
もっとも、XRPはなお高値圏から大きく下にある。支持者は、国際送金・越境決済での活用余地を理由に、現在の価格水準はなお割安だと主張している。Kwok氏も以前からXRPの長期的な可能性に強気な見方を示しており、2030年までに1000ドル(約15万円)に達する可能性に言及したことがある。
ただ、こうした目標水準については、市場規模を踏まえると現実的ではないとの批判もある。今回の投稿も、短期的な値動きの見通しというより、暗号資産による資産形成という物語を改めて市場に想起させた色合いが強い。XRP投資家の間では今後も、目先の反発より長期保有や自立を意識した資産形成を重視する議論が続きそうだ。