ビットコインは9万ドルを再び試す展開となるか。写真=Shutterstock

ビットコインが一時7万2000ドルを回復し、相場では9万ドルに向けた上値余地が意識されている。Binanceの先物市場では買い圧力が強まり、休戦合意の発表直後にはテイカー買いが急増した。市場では、7万ドルの支持線を維持しつつ、7万6000ドルと8万ドルの節目を突破できるかが次の焦点となっている。

Cointelegraphが8日(現地時間)に伝えたところによると、Binance先物市場では買い優勢が鮮明になり、ビットコインの地合いは再び強気に傾いている。

ビットコインは同日、一時7%上昇して7万2000ドルを回復した。市場では、マクロ環境の改善に加え、買い資金の流入が相場を支えているとの見方が出ており、強気派は次の目標として9万ドルを意識している。

テクニカル面では、7万ドル近辺の上向きトレンドラインを上抜けし、大型の対称三角形が上放れする兆しを見せている。日足でこの水準を維持できれば、次の上値抵抗として7万6000ドルが意識される。

その先では8万ドルが主要なレジスタンスとなる。ここを明確に上抜ければ、チャート上の目標値は9万ドルと計算され、現在値から約25%高い水準となる。

マイケル・バン・デ・ポペ氏も、ビットコインが重要水準の7万1000ドルを突破し、強気構造を形成しつつあるとの見方を示した。9万ドルまで上昇余地を広げるには、7万ドルの支持を維持したうえで、8万ドルの抵抗を突破する必要があると指摘している。

主要サポートも回復した。ビットコインは、200週指数移動平均線と50日単純移動平均線が重なる6万8000ドル近辺を回復している。

短期的には、6万9500ドルを上回る水準を維持できるかが上昇基調継続の条件とみられている。日足の相対力指数(RSI)も、2月初旬に記録した15から56まで上昇しており、買いの勢いが戻りつつあることを示している。

デリバティブ市場の需給も強気シグナルを示した。Binanceでは、米国とイランの休戦合意発表直後の2時間で、テイカー買い取引量が27億ドル(約4050億円)増加した。これは、先物市場で成行の買い圧力がどれだけ強まったかを示す指標だ。

オンチェーン分析会社CryptoQuantのアナリスト、ダークポスト氏によると、休戦発表の前後2時間で12億ドルと15億ドル、計27億ドル(約4050億円)のテイカー買いが観測された。単なる取引量の増加ではなく、買い手主導の追随買いが集中したことを意味するという。

同様の動きは純テイカー取引量にも表れた。この指標は、デリバティブ市場における攻撃的な買いと売りの偏りを示す。

CryptoQuantのアムル・タハ氏は、Binanceにおけるビットコインの累積純テイカー取引量が10億2000万ドル(約1530億円)に達し、3月17日以降で最高水準を付けたと説明した。ビットコインへの積極的な買いが急速に戻っているとの見方を示している。

現物需要を示す指標も改善した。Coinbaseプレミアム指数は長くマイナス圏に沈んでいたが、再びプラスに転じた。米国投資家の需要回復を示唆するサインとして受け止められている。

市場の関心は大きく2点に集まる。1つはビットコインが7万ドル前後の支持線を維持できるかどうか。もう1つは、7万6000ドルと8万ドルの抵抗線を順に突破できるかだ。

デリバティブ市場での買い優勢と米国投資家の需要回復が続けば、9万ドル観測は一段と強まりそうだ。一方で短期的には、まず主要支持線を守れるかの確認が先になる。

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