1996年4月1日、CDMA携帯電話の開通式で試験通話を行うイ・スソン元国務総理(商用サービス開始日の4月12日とは別)。写真=SK Telecom

SK Telecomは、CDMA商用化から30年を節目に、次世代通信インフラの整備を加速する。データと人工知能(AI)を支える「AI高速道路」の構築を進めるとともに、5Gの単独モード(SA)を年内に商用化する方針だ。

SK Telecomは7日、記者向け説明会を開き、CDMAを起点とする移動通信技術の発展の流れを紹介した。CDMAは、同一の周波数帯を固有のコードで多重化し、複数の利用者が同時に使えるようにする、2G時代の中核技術だ。

CDMAは、アナログ方式を基盤とした1Gの限界を背景に普及が進んだ。従来方式では加入者の増加に対応しきれず、通話品質の低下も課題となっていたため、デジタル方式への転換が求められていた。

当時はTDMA(時分割多元接続)が事実上の2G標準だったが、韓国はTDMAより収容能力が大きく、技術面での自立性も高いCDMAを採用した。1996年4月12日には、SK Telecomの前身である韓国移動通信がソウルと首都圏でCDMA商用サービスを開始し、韓国はCDMA方式のデジタル移動通信を世界で初めて商用化した。

CDMAの普及は、韓国の移動通信市場の拡大を後押しした。移動通信の加入者数は1998年に1000万人を超え、1999年には固定電話の加入者数を上回った。GDPに占める情報通信産業の付加価値比率は、1996年の2.2%から2025年には13.1%に上昇し、規模も17兆8000億ウォンから304兆ウォンへ拡大した。

説明会で発言したハンソン大学経済学科教授のイ・ネチャン氏は、「世界初のCDMA商用化は、韓国ICT産業の飛躍の出発点になった」と指摘した上で、「IMF危機の局面でも、移動通信市場だけは成長を続けた」と述べた。

調査プラットフォームのTillionProが2日から3日にかけて、全国の成人男女1500人を対象に実施した調査では、韓国のCDMA商用化を「知っている」と答えた人は786人だった。このうち79.5%が、CDMA商用化は韓国の情報通信産業の発展に重要な役割を果たしたと回答した。

通信市場はCDMA時代を経て、2000年代の3G、2010年代の4Gを通過し、2019年から5G時代に入った。SK Telecomは2019年4月に5Gサービスを世界で初めて商用化し、「AIカンパニー」への転換基盤を築いた。2022年に「A.」を投入して以降、AIデータセンター、モデル、サービスを含むAIフルスタックの競争力強化を進めている。

同社は、30年前にCDMAで全国を結ぶ「通信高速道路」を築いたように、今後はデータとAIを運ぶ「AI高速道路」の整備が必要な段階に入ったと位置付けている。

SK Telecomでネットワーク戦略を担当するイ・ジョンフン氏は、「AI時代において、ネットワークはデータを学習・処理する『知能型インフラ』へと進化している。製造、物流、医療、金融など幅広い産業の生産性とイノベーションの速度を左右する基盤になる」と語った。

SK Telecomは新たな通信インフラの整備も急ぐ。5G SAは、従来の非単独モード(NSA)と異なり、4G LTEのコア網に依存せず、5G専用コアを使う構成となる。

超低遅延やネットワークスライシング、高速データ伝送に強みがあり、より多くのトラフィックを効率的に処理できるという。イ氏は「年内の5G SA商用化を目標に、現在デモを進めている。第4四半期には実際の商用化が可能になる」と述べた。

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