Check Point Software Technologiesは4月9日、企業のAI導入・展開・運用を横断的に管理するAIセキュリティの統合制御基盤「Check Point AI Defense Plane」を発表した。
同社によると、AI Defense Planeは、AIシステムが単なるアシスタントにとどまらず、データへのアクセスやツールの実行、自律的な行動まで担う存在へと進化していることを踏まえ、AIエージェント時代に必要なセキュリティのインテリジェンスレイヤーを提供する。
中核となるのは、「AIネイティブセキュリティエンジン」だ。AIのやり取りを数百万件規模で分析したデータ、敵対的テスト、リアルタイムの脅威インテリジェンスを基に、保護判断をリアルタイムで実施する。AIシステムの進化に合わせて、防御を継続的に強化する仕組みを構築するという。
同プラットフォームは100以上の言語に対応し、50ミリ秒以内に適応型の保護を提供する。攻撃の自動化が進むなか、機械処理レベルの速度で予防対応できるよう支援するとしている。
Check PointのAIセキュリティ部門バイスプレジデント、デービッド・ハバー氏は、「企業はすでにエージェント時代に入っている。AIはもはやコンテンツ生成にとどまらず、システムへのアクセスやツールの実行、タスクの遂行を通じて自律的な運用を始めている。これは従来のセキュリティモデルの見直しを迫るものだ」と述べた。
そのうえで同氏は、「重要なのは、AIが何を語るかではなく、何を実行できるかだ。組織には、モデルの安全性評価だけではない対策が求められる。実運用環境でAIがどのように動くかを実行時に制御する必要がある。AI Defense Planeは、従業員、アプリケーション、AIエージェント全体にわたって、こうした制御機能を提供する」と説明した。