Microsoftが「Copilot」ブランドの展開を広げる中、同名称を冠した製品が約80件に達していることが分かった。外部開発者が関連製品を独自に収集・分類し、全体像を示すチャートを公開している。
GIGAZINEが4月7日(現地時間)に報じたところによると、ソフトウェア開発者のテイ・バナーマン氏は、MicrosoftのCopilot関連製品を一覧化したチャートを公開した。製品ページやリリース発表、マーケティング資料などを基に整理し、カテゴリ別に可視化している。
バナーマン氏によれば、2026年3月末時点で「Copilot」の名称を持つ製品は80件。チャットボット、企業向けプラットフォーム、アプリ内Copilot、デスクトップアプリ、ハードウェア、業務ソフト、開発者ツールなどに分類される。チャートではカテゴリごとに色分けし、製品間の関係や位置付けを把握しやすくした。
代表例として挙げられた「Microsoft 365 Copilot Chat」は、Word、Excel、PowerPointなどで利用できるAI機能で、文書作成やデータ分析、プレゼンテーション作成を支援する。Copilotは単一のサービスではなく、各製品に組み込まれた機能と独立したサービスが混在している。
一方で、Microsoftの公式サイトや公式ドキュメントには、Copilot製品を網羅した包括的な一覧は用意されていない。バナーマン氏は「公式ドキュメントやWebサイトのどこにも完全なリストはない」とし、個別の資料を照合して作成したと説明している。
公開されたチャートはインタラクティブ形式で、特定の製品にカーソルを合わせると、機能の説明に加えて他のCopilot製品との関連も確認できる。画像ファイルとしてダウンロードする機能も備え、全体構造を一覧しやすくしている。
このリストは完成版ではなく、継続的に更新しているという。コミュニティから漏れの指摘があれば反映しており、バナーマン氏は「MicrosoftがCopilot製品を追加し続ける限り、このリストも拡大し続ける」と述べた。
業界では、Copilotブランドの拡大は、MicrosoftがAI機能を製品群全体に浸透させる戦略を映しているとの見方がある。一方で、製品数の急増によって、利用者にとって機能や役割の違いが分かりにくくなる可能性も指摘されている。