Bitcoin(BTC)の日足ストキャスティクスRSIが、2022年末の弱気相場終盤と極めて似た推移を示している。市場では、2023年初に見られた反発局面が再現される可能性があるとの見方が出ている。
Cointelegraphが4月7日に報じたところによると、暗号資産トレーダーのQuantum Ascend氏はX(旧Twitter)への投稿で、「Bitcoinの日足ストキャスティクスRSIが2022年と全く同じ領域を推移している」と指摘した。ストキャスティクスRSIは、RSIを基に算出するオシレーター系指標で、買われ過ぎ・売られ過ぎやトレンド転換の兆しを相対的に早く捉える際に用いられる。
同氏が示した比較チャートでは、2022年末に価格とストキャスティクスRSIがダブルボトムを形成した後、2023年初にそろって上昇へ転じた局面が確認できる。当時のBTC/USDは1万5600ドルまで下落し、数年ぶりの安値を付けた。その後、この水準が弱気相場の底として意識されたという。
Quantum Ascend氏は、足元の値動きについても「ほぼ完全に同じように推移している」と説明した。チャート上では、ストキャスティクスRSIが1月末と3月末に局所的な安値を付けた後、中間水準の50を上抜ける局面に差しかかっている。
もっとも、2026年に入ってストキャスティクスRSIに反転シグナルが見られたにもかかわらず、Bitcoin価格の戻りはなお鈍い。市場では、週足の標準RSIが価格に対して強気ダイバージェンスを形成するかどうかにも関心が集まっている。2023年初には、週足RSIがTradingView上で過去最低水準を記録したが、2026年はまだそこまで低下していない。
一方で、下値リスクを警戒する見方も残る。複数のトレーダーは、日足チャートでベアフラッグの下放れにつながる可能性を懸念している。アナリストのアクセル・キバール氏は、「このパターンが繰り返されるかどうかは、数日以内に分かるだろう」との見方を示した。ストキャスティクスRSIが中間水準を回復できるか、週足RSIに強気シグナルが出るか、日足のベアフラッグがどちらに放れるかが、短期の方向性を見極める材料となりそうだ。