Autonomous A2Z(以下、A2Z)は4月8日、HL KlemoveとHPCを軸とするE2E型のレベル4自動運転技術を共同開発すると発表した。両社は戦略的業務提携(MOU)を締結したという。
共同開発では、A2Zが清渓川一帯を中心に実証運行しているレベル4自動運転シャトル「ROii(ロイ)」の運行データを活用する。A2Zが持つレベル4自動運転プラットフォームや運用ノウハウ、都市部で蓄積した実証データと、HL Klemoveのレーダー、カメラ、HPC、センサーフュージョン、認知・制御技術を組み合わせ、開発を進める。
役割分担では、A2Zが都市部での運行実績と蓄積データを基にシステム統合を主導する。HL Klemoveは、自動運転の実装に必要な中核技術と統合能力を担う。HL KlemoveはHLグループ傘下の自動運転ソリューション企業で、レーダーやカメラなどのセンサーからHPC、ソフトウェアまで、自動運転システム全般の技術を手がけている。
両社はHPCを中核に、センサー認知から走行判断、車両制御までを一体化したAIベースのアーキテクチャを構築する。実運行環境で求められる信頼性と安定性を確保しつつ、量産化を視野に技術の完成度を段階的に高める方針だ。
HL Klemoveは今回の協業を通じて、自動運転システムの技術適用範囲をレベル4自動運転分野へ広げる。現在、世界の主要完成車メーカーに自動運転・ADASシステムソリューションを供給しており、世界各地の生産・研究開発拠点を基盤に関連技術の高度化を進めているという。
A2Zのハン・ジヒョン代表は「HL Klemoveとの協力により、自動運転車の開発に必要な安定したサプライチェーンの確保と、より高度で精密な技術開発が可能になった」とコメントした。その上で「A2Zが全国の主要都市で蓄積してきた実運行データを基に、完成度の高いレベル4自動運転技術を実現し、これを足がかりにグローバル市場での存在感を高めていく」と述べた。