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Ethereum(ETH)は7日、24時間で約1%下落した。足元の値動きは限定的だが、テクニカル、デリバティブ、オンチェーンの4つの指標からは、短期的な反発余地を示すシグナルが出ている。焦点となるのは2086ドルの維持だ。

ブロックチェーンメディアのBeInCryptoは、価格そのものは大きく動いていないものの、複数の指標が同じ方向を示していると報じた。

まずテクニカル面では、12時間足のEMA(指数移動平均)の接近が注目されている。20期間EMAは2083ドル、50期間EMAは2086ドルで、その差は3ドルまで縮小した。一般に、短期EMAが長期EMAを上抜ければ、短期モメンタムの改善シグナルと受け止められる。クロスが実現した場合、100期間EMAの2144ドルが次の上値の目安となる可能性がある。

次に、RSI(相対力指数)では強気ダイバージェンスが確認されている。3月19日から4月6日にかけて、価格は安値を切り下げた一方、RSIは安値を切り上げた。これは売り圧力の弱まりを示す形だ。ただし、このシグナルが有効に機能する前提は、Ethereumが2086ドルを維持することにある。

デリバティブ市場でも、ショートが積み上がっている可能性が示されている。4日時点のオープンインタレストは104億9000万ドル、資金調達率は約マイナス0.0015%だったが、7日にはオープンインタレストが107億7000万ドルに増加し、資金調達率はマイナス0.007%まで低下した。建玉が増える一方で資金調達率のマイナス幅が拡大していることから、新規のショートポジションが積み上がっている可能性がある。

こうした局面では、価格が反対方向に動いた場合にショートの買い戻しが入りやすく、ショートスクイーズにつながる余地もある。

オンチェーン指標では、クジラの保有が減っていない点も下値支援材料として意識される。取引所を除くクジラウォレットの保有量は、4月3日の1億2273万ETHから7日には1億2292万ETHへ増加した。増加分は約19万ETHで、金額ベースでは約4億ドルに相当する。急激な買いではないものの、調整局面でも保有比率を落としていないことは、現物市場で下値を支える要因になり得る。

短期反発の成否は、主要価格帯を維持・突破できるかにかかっている。下値では2086ドルが重要なサポートとなる。一方、上値の第1関門は2116ドル(0.382)だ。12時間足の終値がこの水準を上回れば、EMAクロスが確定する可能性が高まる。

その先の主なレジスタンスとしては2172ドルが挙げられる。この水準は3月中旬以降、繰り返し上値を抑えてきた経緯があり、突破できれば短期的な相場構造の変化を示すシグナルとなる可能性がある。

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