XRPは足元で反発しているものの、上値では大口の売り待ちが重荷となり、戻りは限定的になる可能性がある。テクニカル面ではヘッドアンドショルダーの形成が意識されており、1.26ドルを下回れば下落圧力が強まるとの見方が出ている。
BeInCryptoによると、XRPは直近24時間で約3%上昇した。一方で、チャート形状とオンチェーンデータの両面から、短期的な下値リスクはなお残っているという。
チャート上では、典型的なヘッドアンドショルダーのパターンが進行している。左肩は2月末、ヘッドは3月中旬の1.6ドル近辺で形成され、足元では1.33ドル台で右肩を作る展開が続いている。ネックラインは1.26ドルで、この水準を明確に割り込めば、追加で約19%下落する余地があるとみられている。
短期的な反発が続くための最初のハードルは、指数平滑移動平均線の回復だ。20日EMAは1.35ドル、50日EMAは1.42ドルに位置し、いずれも目先の抵抗線として意識されている。とりわけ1.35ドルを上回って日足終値を付ければ、短期的な強気シグナルとして受け止められる可能性がある。
ただ、反発しても1.6ドルの高値を更新できなければ、パターン上は右肩の形成が続く余地を残すことになる。
オンチェーンデータでも、上値と下値のせめぎ合いが鮮明になっている。1.31〜1.32ドルには約7億1900万枚分の保有が集中しており、短期的なサポート帯として機能する可能性がある。もっとも、この水準で売りが優勢になれば、1.26ドルのネックラインを早期に試す展開も想定される。
最大の重荷は、1.45〜1.47ドルに集中する約12億4000万枚のポジションだ。この価格帯で取得した投資家による戻り売りが出やすく、相場が一段高に向かうには、この売り圧力をこなす必要があるとBeInCryptoは分析している。
需給面では、買いの勢いの鈍化も確認されている。取引所への資金フローを示す「Exchange Net Position Change」は、3月末のマイナス1億1700万枚から4月5日にはマイナス5700万枚へと縮小した。BeInCryptoは、上昇を支えてきた買い圧力が半分程度の水準まで低下したとみている。
今後の分岐点としては、まず1.35ドルを回復できるかが焦点となる。その後は1.4ドル、1.44ドルが順に上値抵抗として意識される見通しだ。重要な確認ラインとして1.48ドルも挙げられており、この水準を上回って日足終値を付ければ、上値の売り圧力を吸収できる可能性が出てくる。
一方、1.35ドルの回復に失敗すれば、1.26〜1.27ドル帯への下押し圧力が強まりやすい。1.26ドルを割り込んだ場合の下値めどとしては、1.03ドルが意識されている。