XRPのイメージ写真=Shutterstock

XRPL(XRP Ledger)のウォレット数が819万件に達し、ネットワークの拡大基調が続いている。一方で、XRPの価格は2025年7月に付けた高値から6割超下落した水準にとどまっており、オンチェーン指標の改善と相場の弱さの乖離が目立っている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが6日付で報じたところによると、コミュニティ関係者のエリ(Eri)が共有したオンチェーンデータでは、XRPLのウォレット数は2026年4月5日時点で819万件に達した。

もっとも、価格の戻りは鈍い。XRPは2025年7月の高値3.65ドル(約548円)から下落した後、持ち直しは限定的にとどまっている。足元では1.31ドル(約197円)で推移しており、高値比では約63%安の水準だ。ウォレット数の増加が続く一方、価格モメンタムは弱く、両者の乖離が続いている。

オンチェーン指標でも同様の傾向が確認されている。ある分析会社が3月17日に公表したデータでは、XRPLの「残高ゼロではないウォレット」が13年超の歴史で初めて770万件を突破した。同時期にはアクティブアドレスも5週間ぶりの高水準となる4万6767件まで増加。XRP価格は当時、48時間で14%上昇し、一時1.60ドル(約240円)を上回ったという。

ただ、ウォレット総数はデータ提供元によって差がある。Santimentは残高ゼロではないウォレットを約770万件とする一方、CryptoQuantは810万件前後としている。アクティブなウォレットだけを対象にするのか、作成済みの全アカウントを含めるのかといった集計手法の違いが、数値のばらつきにつながっている可能性がある。

ウォレットの保有分布を見ると、少額保有層が大半を占める。3月21日に共有されたデータでも、XRP保有者の多くが低残高の区分に集中している点が示された。個人投資家の広がりをうかがわせる一方で、一部の大口保有者が供給の相当部分を握っている構図も浮かび上がる。

XRPLのウォレット増加はネットワーク拡大のシグナルといえるが、価格との乖離が続くなかで、直ちに強気材料とみるのは難しい。今後のXRP相場は、オンチェーンの成長が実需の回復につながるかどうかに加え、偏った保有構造がどこまで緩和されるかに左右されるとの見方がある。

特に、市場ではネットワーク指標の改善が続いても、実際の買い需要の流入が確認されるまでは慎重に見る向きが強い。ウォレット数やアクティブアドレスの増加は前向きなシグナルではあるものの、価格反発には新規資金の流入、取引活動の拡大、大口保有分による需給負担の緩和が同時に求められるとの指摘も出ている。

CryptoQuantのデータでも、2025年7月にXRP価格が軟化に転じた後も、ウォレット数は増加基調を維持している。2026年4月4日時点のXRPLウォレット数は810万件とされている。

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