Cardano創業者のCharles Hoskinson氏のイメージ画像。画像=Reve AI

Cardano創業者のCharles Hoskinson氏が、サイドチェーン「Midnight」を巡る「一方向ブリッジ」批判に反論した。批判は誤解に基づくものだとした上で、拡散に関わった関係者に公開謝罪を求めている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、Charles Hoskinson氏は6日、「MidnightはCardanoを壊すものではない」との従来の主張を改めて強調した。

発端となったのは、ステークプール運営者(SPO)でDRepとして知られるDave氏の投稿だ。Dave氏は、Midnightが「Cardanoのエコシステムを壊している」との見方を示し、Midnightは「一方向ブリッジ」として設計されているため、トークンはCardanoからMidnightへ移せても、逆方向には戻せないとの受け止めを広げた。

これに対しCharles Hoskinson氏は、そうした主張を「誤った見方」だとして真っ向から否定した。このような言説が広がれば、かえってCardanoを傷つけるとし、Dave氏を名指しで批判するとともに謝罪を要求した。

コミュニティ内の反発が強まる中、Charles Hoskinson氏はMidnightのトークン「NIGHT」の大口保有者を名乗るユーザーとも応酬した。このユーザーは、Charles Hoskinson氏が中核コミュニティの参加者を排除しようとしているのであれば保有分を売却し、今後は戻らない考えを示したほか、数百万ADAを買い戻す計画も見送る可能性があると主張した。

Charles Hoskinson氏はこれに対し、嫌がらせが目的ではなく、責任ある発言を求めただけだと反論した。その上で、「Cardanoは成熟しなければ生き残れない」との認識も示した。

Charles Hoskinson氏は、MidnightはむしろCardanoへの新たな関心を呼び込んでいると主張する。月初のポッドキャストでは、「Midnightは、ベンチャーキャピタルが久しぶりにCardanoを改めて見直すきっかけになった最初の事例だ」と語っていたという。

また、MidnightがDave氏に複数の収益機会をもたらすなど、参加者に経済的な利益も生んでいると説明した。

Midnightがレイヤー2ではなくサイドチェーンとして展開された点を問題視する指摘に対しては、パートナーチェーン構想は当初から計画されていたと反論した。2016年の設計段階ですでに言及しており、2019年のマイアミでのカンファレンスで初めて公表したとしている。

最大の争点となっている一方向送信についても、当初から開示してきた方針だと強調した。まずはNIGHTトークンをCardanoからMidnightへ移す一方向送信を優先的に提供し、CardanoとMidnightの間で資産を相互移転できる双方向ブリッジは、メインネット稼働後に導入する計画をホワイトペーパーに盛り込んでいたと説明した。

今回の論争の焦点は、Midnightの構造がCardanoに実質的な拡張効果をもたらすかどうかにある。Charles Hoskinson氏の説明通り、今後双方向ブリッジの導入とエコシステムの相乗効果が実現すれば議論は収束に向かう可能性がある。一方で、そうした展開が見えなければ、コミュニティ内の不信感がさらに強まる可能性もある。

Charles Hoskinson氏は次のようにも述べた。

「Cardanoに数十億ドル規模の価値を追加し得る、Cardano最大のプロジェクトがこの扱いを受けている。先のWhaleの件と同じで、この姿勢が許され続ければCardanoは壊れる。Daveからの謝罪を求める」

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