画像=Reve AI

著名トレーダーのジェームス・ウィン氏が、分散型取引所(DEX)「Hyperliquid」で保有していたビットコイン(BTC)のショートポジションを再び清算された。口座残高は約900ドルまで減少した。BeInCryptoが6日、オンチェーン分析企業Arkham Intelligenceの確認内容として報じた。

オンチェーンデータサービスのHypurrScanによると、清算後にウィン氏の口座に残った資金は900ドル強にとどまった。損失額は約2000万ドルに達したという。ArkhamもSNSへの投稿で、「同氏は一時1億ドルを保有していたが、現在の口座残高は900ドルまで減った」と説明した。

清算が相次いでいる点にも市場の関心が集まっている。暗号資産分析企業Lookonchainは、ウィン氏が過去2週間だけで6回清算されたと指摘した。

ウィン氏は清算直前の週末、自身の相場観として、市場環境がさらに悪化しない限り本格的な反発は見込みにくいと警戒感を示していた。戦略としては、S&P500とナスダックをショート、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油をロングとする一方、現物ではビットコインの下落局面を選んで買い増す構えを示していた。

ビットコインの値動きについても、同氏は「日曜日には低出来高下で生じた作為的な値動きが再び見られた」との趣旨を投稿し、今後それが一段と明確になるとの見方を示していた。

ただ、実際の相場は同氏の見立てと逆に動いた。市場データによると、ビットコインは直近24時間で約3%上昇し、時間外取引で7万ドルを上回った。約1週間ぶりの高値水準となる。

今回の上昇局面では、デリバティブ市場で発生したショートスクイーズが背景にあるとみられている。相場上昇に伴い、市場全体で約1億9600万ドルのショートポジションが清算され、買い戻しが一段の上昇を促した。

暗号資産市場全体の時価総額も6日に2兆3500億ドルまで回復した。5日の安値だった2兆2700億ドルから、約890億ドル増加した計算だ。

今回の清算は、値動きの大きい暗号資産市場で高レバレッジのショートポジションが短時間で崩れるリスクを改めて示した形だ。とりわけDEXでは、急騰局面でショートスクイーズが重なると損失が急拡大しやすく、リスク管理の重要性が改めて浮き彫りとなった。

キーワード

#ビットコイン #BTC #Hyperliquid #DEX #ショートポジション #清算 #Arkham Intelligence #Lookonchain #ショートスクイーズ
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.