Geniansは4月7日、海外市場で顧客基盤を拡大し、グローバルの累計顧客数が200社を超えたと発表した。NAC(ネットワークアクセス制御)からゼロトラストへの移行に加え、クラウド型サブスクリプションモデルの浸透が成長を後押ししたとしている。
地域別の海外売上高では、米国市場の構成比が最も高い。中東も戦略市場として存在感を強めている。
アジア太平洋(APAC)では、シンガポールを含む地域で新規顧客の獲得が続いている。特定国への依存を抑えた、地域分散型の顧客ポートフォリオを構築したという。
同社は2025年、インド・ベンガルールにグローバル技術支援センター(GTSC)を設立した。米国法人とUAE事務所との連携により、製品販売から技術支援までを一体で担うグローバルのワンストップサービス体制を整備した。
事業組織の再編やマーケティング戦略の見直しも、海外事業の拡大につながった。海外事業本部長の起用後は、グローバル市場を細分化してアプローチを進めるとともに、主要なセキュリティ展示会やカンファレンスへの継続的な参加を通じて、ブランド認知の向上を図ってきたとしている。
今後は、AIなど最新のセキュリティトレンドに対応しながら、技術の高度化に注力する方針だ。AI活用を段階的に広げ、製品機能の強化とセキュリティ運用の効率化を進めることで、世界の顧客のセキュリティ管理負担の軽減を目指す。
海外事業本部常務のナ・セイル氏は「グローバル顧客200社の確保は、技術力とグローバル運営戦略の相乗効果による成果だ」とコメントした。その上で、「地域ごとの市場特性に合わせた差別化戦略と強固なパートナーシップを軸に、グローバルセキュリティ市場での地位を一段と強化していく」と述べた。