写真=Kalshi

米第3巡回控訴裁判所は6日、予測市場プラットフォーム「Kalshi」を巡るニュージャージー州との訴訟で、Kalshi側の主張を認める判断を示した。連邦規制の下で運営される予測市場について、州当局が独自に停止や制限を命じることはできず、米商品先物取引委員会(CFTC)の監督権限が優先するとした。

争点となったのは、Kalshiのサービスを州の賭博規制の対象とみなすべきか、それとも連邦の金融規制の枠組みで扱うべきかという点だった。Kalshiは、すでにCFTCの監督下にあることを根拠に、各州にサービス提供を遮断・制限する権限はないと主張していた。

これに対し、ニュージャージー州の規制当局は、とりわけ選挙に連動する予測市場について、州法上の賭博規制を適用できると反論していた。

この訴訟は2025年9月、Kalshiがニュージャージー州規制当局者であるメアリー・ジョー・フラハティを相手取り提訴したことで表面化した。州レベルの規制が事業運営に影響を及ぼしたことで、連邦規制下の予測市場を全米で提供できるかどうかが法廷で争われる形となっていた。

今回の判断について、市場では、予測市場が連邦監督の下で運営できるとの見方を補強するものとの受け止めが出ている。

Kalshiも判決を歓迎した。同社は「第3巡回控訴裁判所がKalshiの主張を認めた」とした上で、「業界と数百万人の利用者にとって大きな勝利だ」とコメントした。さらに「人々が予測市場を利用するのは、より公正で透明性が高く、的中した参加者に報酬が支払われるからだ」と述べ、「自由市場は機能する。こうした市場環境は維持されるべきだ」と強調した。

予測市場は、選挙結果や経済指標など将来の事象に連動した契約を取引する仕組みで、価格形成を通じて情報を集約できる点が特徴とされる。一方で、市場操作の可能性や、金融市場と賭博の境界が曖昧になるとの懸念も指摘されてきた。

今回の判決により、Kalshiはプラットフォームや商品構成の拡大に向けた法的基盤を維持した。業界全体にとっても、裁判所が予測市場を単なる賭博ではなく、正当な金融的手段として位置付け得ることを示す判断となった。

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