Strategyはビットコイン(BTC)4871枚を約3億3000万ドル(約495億円)で追加購入し、買い付けを再開した。13週続いた連続買い付けが前週に途切れた後、1週間で再び取得に踏み切った。
マイケル・セイラー会長は7日、自身のX(旧Twitter)で今回の購入を公表した。それによると、取得単価は1BTC当たり約6万7718ドル(約1016万円)。
今回の追加購入により、Strategyのビットコイン保有量は76万6970BTCに拡大した。取得総額は約580億2000万ドル(約8兆7030億円)、平均取得単価は1BTC当たり約7万5644ドル(約1135万円)としている。
一方、足元の相場水準との乖離から、含み損は引き続き大きい。市場では、同社の積極的な買い付けが需給面で相場の下支え要因になり得るとの見方も出ている。米上場企業で最大のビットコイン保有企業であるだけに、その動向が機関投資家の判断に与える影響も注目されている。
買い付け停止と再開の背景として、市場ではSTRC優先株の値動きが取り沙汰されている。STRC優先株の市場価格が発行価格の額面100ドルを一時下回ったことが、買い付け中断の主因との見方が出ていた。その後、STRCは100.02ドルまで持ち直し、額面を上回る水準で市場での発行を通じた資金調達余地が生まれたことが、今回の買い付け再開を後押ししたとみられている。
セイラー会長はSTRC優先株について、「満期のない債券」と位置付けているという。普通株主の希薄化を抑えながら、ビットコインの積み増しペースを維持する手段としてSTRCを活用する考えだ。今後は、STRCの価格動向が追加取得のペースにどのような影響を及ぼすかに加え、セイラー会長が買いシグナルとして知られる「オレンジ・ドット(orange dot)」の投稿を再開するかどうかにも関心が集まっている。