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SemiAnalysisは、ハイパースケーラー(大規模クラウド/データセンター運営事業者)の設備投資に占めるメモリ関連支出の比率が、2026年に約30%へ達するとの見通しを示した。2023〜2024年の約8%から大きく上昇し、2027年にはさらに比率が高まると予測している。

Tom's Hardwareが伝えたところによると、SemiAnalysisはDRAM価格が2026年に2倍超へ上昇し、2027年も平均販売単価(ASP)の2桁上昇が続くと見込む。LPDDR5の契約価格は2025年1〜3月期以降ですでに3倍超に上昇しており、今四半期のスポット価格は1GBあたり10ドル(約1500円)を上回ると推定した。

AIアクセラレーターの中核部品であるHBMについても、供給不足は2027年まで続くと予測した。

こうしたメモリコストの上昇は、AIサーバ価格を押し上げている。SemiAnalysisは、B200の価格がメモリコスト上昇を背景に年末まで最大20%上昇するとの見方を示した。

Dellの最高執行責任者(COO)、ジェフ・クラーク氏は、昨年11月の決算発表で、部品コストの上昇ペースを「前例のない水準」と表現していた。

Counterpoint Researchも、DDR5 64GB RDIMMモジュールの価格が2026年末までに、2025年初比で2倍程度に達すると予測している。

SemiAnalysisは、NVIDIAが調達先から、ハイパースケーラーや一般市場向けを大きく下回る「VVP(Very Very Preferred)」のDRAM価格の適用を受けている点にも注目した。一方、AMDはこうした条件面で不利な立場にあり、NVIDIAよりもメモリコスト上昇の影響を受けやすいと指摘した。

また、2026年のメモリ価格上昇分については、主要クラウド企業の設備投資ガイダンスに一部織り込まれていると分析した。その一方で、2027年の追加的な上昇分は、Wall Streetの予測にはまだ反映されていないとしている。

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