Netflixが韓国で実施する音声解説人材育成プログラム

Netflixは4月6日、韓国で視覚障害者向け音声解説(AD)の専門人材を育成する教育プログラムを5月に開始すると発表した。制作パートナーのPixelogic Korea、Iyuno Koreaと連携して実施する。

今年は従来の「監修者育成」課程に加え、新たに「ADナレーター」課程を設け、2トラック体制とする。受講者は最大6人を選抜し、修了後はNetflix作品の音声解説制作に参加できる。

プログラムは6週間にわたり実施する。ADナレーター課程では、呼吸、発声、発音、抑揚といった基礎的なボイストレーニングから、ジャンル別のナレーション実習、実際の収録まで段階的に学ぶ。監修者課程は、NetflixのADガイドラインの学習、制作ツールの実習、音声解説台本のレビューなどで構成する。

ナレーション講師としては、元KBSの視覚障害者アンカーで、現在も音声解説ナレーターとして活動するホ・ウリョンアナウンサーと、放送歴30年のキム・ジェウォンアナウンサーがそれぞれ1週間ずつ参加する。講座全体は、韓国視覚障害者連合会(KBU)所属の音声解説作家が主導する。

プログラムに先立ち、今月17日には国立ソウル盲学校の学生と教職員約100人を対象に「メンタリング・トークコンサート」を開く。共に民主党のソ・ミファ議員のほか、ホ・ウリョン、キム・ジェウォンの両アナウンサーが参加し、進路に関するメッセージを伝えるとともに、音声解説のデモも披露する。

昨年のプログラムでは、視覚障害者や弱視者6人を監修者として育成した。あわせて、視覚障害のある作業者向けのアクセシビリティガイド整備や、制作プログラムの作業環境改善にもつながったとしている。

Netflixは韓国のほか、フランス、英国、スペイン、インドでも視覚障害者の参加拡大に向けたプログラムを運営してきた。2026年には、ポーランド、北欧、ベネルクス地域にも展開を広げる。

Netflixは「音声解説を実際に利用する視覚障害当事者の声を、制作プロセスに反映している」と説明。その上で、「今回のプログラムは専門人材の育成にとどまらず、実際の制作現場への参加を広げる基盤になる」とコメントした。

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