画像=チャールズ・ホスキンソン氏のイメージ(Reve AI)

Cardano創業者のチャールズ・ホスキンソン氏が、プライバシー重視のサイドチェーン「Midnight」の新広告をX(旧Twitter)で再投稿し、支持を示した。広告は、ブロックチェーンの公開台帳が抱える監視リスクを前面に打ち出し、利用者が開示範囲を選べる仕組みの必要性を訴える内容となっている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、ホスキンソン氏は4月3日(現地時間)、47秒の動画広告を再投稿し、「I love these new Midnight ads」とコメントした。

広告では、公開台帳の仕組みによって取引記録が誰でも閲覧できる状態になることが、監視や情報流出の温床になり得ると指摘した。そのうえで、利用者自身が公開する情報を選べる「選択的開示」を解決策として提示している。

動画は映画「マトリックス」を想起させる演出を採用した。クリック、検索、購入といったあらゆる行動が追跡され得るというナレーションに続き、追跡を受け入れるのか、それとも公開される情報を自ら選ぶのかを問いかける構成だ。オンチェーン上の活動履歴が、暗号資産の窃取にとどまらず、誘拐や強盗などの犯罪に悪用される可能性があるとも強調した。個人情報や金融情報の流出も主要なリスクとして挙げている。

MidnightはCardanoのサイドチェーンで、プライバシー保護を重視したブロックチェーンだ。ゼロ知識証明を活用し、データ保護の課題に対応しながら、規制対応とプライバシー確保の両立を目指すとしている。

同ネットワークは数カ月にわたるベータ版のテストネットを経て、3月30日にメインネットの稼働を開始した。ホスキンソン氏はMidnightを、暗号資産の主流採用に不可欠な基盤の一つと位置付けている。3月には、英国の規制下にある銀行MonumentがMidnight上で個人預金を公開台帳にトークン化した英国初の銀行になった。

今回の広告は、プライバシーを単なる選択肢ではなく、ブロックチェーン基盤に不可欠な要素として打ち出すメッセージともいえる。公開性と透明性を強みとしてきた従来のブロックチェーンに対し、規制対応と情報保護をどう両立させるかが、今後の競争軸になりつつあることを示した格好だ。

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